名手イザベル・ファン・クーレン参加!ロシアの知られざる作曲家グレゴリー・フリード作品集
ロシアの知られざる作曲家フリードの作品集
ロシアの作曲家グリゴリー・サムイロヴィチ・フリード。1969年に作曲したモノ・オペラ《アンネの日記》で世界的に注目を浴びるとともに、数多くの映画音楽や歌曲で高く評価されました。
しかし、純粋なオーケストラや器楽のための作品は未だ深く研究されておらず、彼が若い世代の作曲家たちに与えた影響などはこれから少しずつ解明されていくことでしょう。
このアルバムにはショスタコーヴィチの影響が感じられる「交響曲第3番」や「2つのインヴェンション」など初期の“社会主義的リアリズム”の伝統に則って書かれた作品と、現代的なテクニックを用いて書かれた「ヴィオラ、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」を収録。55歳前後でスタイルを根本的に変えたとされるフリードの作風の変化を実際に味わうことができます。
ヴィオラ協奏曲ではオランダを代表する名手クーレンとドイツの名手トリンドルがソロを担当、迫力ある演奏が繰り広げられています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
グレゴリー・フリード(1915-2012):
ヴィオラ、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 Op.73(1981)
1.第1楽章:Lento
2.第2楽章:Allegro moderato
3.第3楽章:Sostenuto
交響曲 第3番-弦楽オーケストラとティンパニのための Op.50(1964)
4.第1楽章:Allegro
5.第2楽章:Lento
6.第3楽章:Allegro energico
2つのインヴェンション Op.46A-弦楽オーケストラのための(1962)
7.第1番 嬰ハ短調(Moderato assai)
8.第2番 ヘ長調(Moderato assai)
【演奏】
イザベル・ファン・クーレン(ヴィオラ)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ルーベン・ガザリアン(指揮)
インゴルシュタット・ジョージア室内管弦楽団
【録音】
2018年5月8日 ライヴインゴルシュタット、祝祭ホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年07月11日 00:00