まるで真珠を転がすかのような美音!フィルクシュニーのベルン・リサイタル1976年3月16日
高水準の技術を誇るスイス放送提供!ステレオ高音質!
まるで真珠を転がすかのような美音!
フィルクシュニー ベルン・リサイタル1976年3月16日
音色が格別キレイなピアニスト、フィルクシュニー。まるで粒のそろった真珠玉が転がるような玲瓏にして高貴なピアノ。香しい花のような音楽づくり、それがフィルクシュニーです。活動期間も長く、どの時代にも魅力がありますが、1976年というまだまだ壮年の輝きを持つ時期のライヴ。いいお客さんに恵まれて尻上がりに調子が出ていきます。モーツァルトのデュポール変奏曲は初出レパートリー。モーツァルトの最も上品な表現者と言えましょう。ショパンはフィルクシュニー得意のレパートリーですが、当盤の演奏が最もよく、音質も最高です。この曲で巨匠はドラマをかなり叩き込んでおります。あの吉田秀和先生もショパンよりずっと好き!と公言するほどのヤナーチェクのピアノ音楽。これぞフィルクシュニーの独壇場です。楽想の豊かさには心底感動です。そしてドヴォルザークの『主題と変奏』は、米CANDIDEレーベルにスタジオ録音がありましたが激レアで入手困難。シンフォニーとは一味違う世界が展開する名曲。やはり練達の大作曲家です。アンコールとして弾かれた、スメタナの『熊』は副題通りのユーモアを伴った快演。さすがはフィルクシュニー、お客さんと遊ぶ余裕に満ちた演奏です。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
(東武ランドシステム)
「フィルクシュニー ベルン・リサイタル1976年3月16日」
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58
ヤナーチェク:「草陰の小道にて」第2集
ドヴォルザーク:主題と変奏Op.36
スメタナ:チェコ舞曲より「熊」
ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ)
録音:1976年3月16日ベルン、放送スタジオ、ライヴ
※「フィルクシュニー」の表記はメーカー・インフォに従いました
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年07月19日 15:00