ブーレーズ&ドメーヌ・ミュジカルの1957年シーズン記念盤がLPレコードで復活!
イタリアのFantome Phonographiqueレーベルより、ピエール・ブーレーズ(1925~2016)が設立した室内アンサンブル「ドメーヌ・ミュジカル」によるモノラルLPレコードが、オリジナル盤のアートワークそのままに復活します。
「ドメーヌ・ミュジカル」は1954年10月、パリのマリニー劇場を本拠地とし、ジャン=ルイ・バローとその妻のマドレーヌ・ルノーがパトロンになって発足しました。ブーレーズは1967年までこの団体を率い、演奏会の開催だけではなく、機関紙や研究書の発行も行い、同時代音楽に多大な影響を与えました(その後、ジルベール・アミが引き継ぎ、1973年に解散)。
このLPはフランス・ヴェガ社が「Les Concerts Du Domaine Musical - Saison 1957」(ドメーヌ・ミュジカル演奏会 1957年より)と題し、「Présence De La Musique Contemporaine」(現代音楽の存在・シリーズ)の1枚として1958年に発売されました。
前衛音楽の旗手として活躍していた頃のブーレーズの姿を刻印した1枚として、意義ある復活と言えるでしょう。全世界500枚限定盤ですので、お求めはお早めに。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【収録曲目】
A1 ベリオ:セレナータ I
A2 ブーレーズ:フルート・ソナチネ
B1 シュトックハウゼン:5つの木管楽器のための「ツァイトマッセ(時間の度量)」
B2 メシアン:カンテヨジャヤー
【演奏】
A1
セヴェリーノ・ガッゼローニ (フルート)
ピエール・ブーレーズ指揮
ドメーヌ・ミュジカル
A2
セヴェリーノ・ガッゼローニ (フルート)
デイヴィッド・チューダー (ピアノ)
A3
ジャック・カスタニエ (フルート)
クロード・メゾンヌーヴ (オーボエ)
ポール・タユフェール (コールアングレ)
ギィ・ドゥプリュ (クラリネット)
アンドレ・ラボ (ファゴット)
A4
イヴォンヌ・ロリオ (ピアノ)
【録音】
1957年、フランス
録音技師:ピエール・ローゼウォルド
【アートワーク】
リチャード・モーテンセン(1910~93)