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ハワード・グリフィス&ウィーン放送響によるブルッフの知られざる協奏的作品集!

ブルッフ

誰もが知っている「スコットランド幻想曲」の作曲者、ブルッフの知られざる協奏的作品を集めた1枚!

ドイツの後期ロマン派の作曲家マックス・ブルッフ(1838-1920)の作品は、「ヴァイオリン協奏曲第1番」と「コル・ニドライ」「スコットランド幻想曲」を除けば、ほとんど演奏されることはありません。ブルッフは、ロマン派の伝統を維持することに専念した作曲家でした。彼は独自の音楽言語による美しいメロディの作曲家として注目され、さまざまな地域の民俗音楽の影響(北欧、スコットランド、ケルト、ロシアなど)を受けたユニークなスタイルを取り入れました。しかし、次の音楽への激変の時代に、新しい技術やその他の革新が現れたとき、自分自身を主張することが難しい音楽様式だったため、多くの賞、名誉会員、博士号など多くの名誉が彼に与えられたのにもかかわらず、彼の作品の多くは「古めかしい曲」と評価され、彼の望む反応を享受しませんでした。

ここでは、そうした作品の中から協奏的作品を中心に録音されています。1990年からスイスのチューリヒにある若手音楽家を支援する「オルフェウム財団」が選出した、アーティストたちによって演奏されています。「オルフェウム財団」の選出方法は。コンクールではありません。芸術委員会の約12人の主要な演奏家が、財団のコンセプトによる若い才能を探しだし選出。非常に高いレベルでの芸術的な出会いを可能にするために、経験豊富な指揮者や有名なオーケストラとの共演の場を与えて、プロフェッショナルな環境で芸術力の向上を図っています。

こうした秘曲を多く取り上げている指揮者ハワード・グリフィスは、作品とソリストが一致するように慎重な選択をします。選ばれたソリストは、既にソニー・クラシカルから多くのアルバムをリリースしているオリヴァー・シュニーダー以外は、日本ではまだほとんど知られていないアーティストたちですが、グリフィスの熱意を共有しながら作品に挑んでおり、後期ロマン派の美しきメロディが奏でられています。
(ソニーミュージック)

【曲目】
マックス・ブルッフ:
1. 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変イ短調 Op.88a
2. 歌劇「ローレライ」序曲 Op.16
3. アダージョ・アパッショナート Op.57
4. クラリネットとヴィオラのための協奏曲 ホ短調Op.88

【演奏】
オリヴァー・シュニーダー(ピアノ)[1]
ユリア・コチュバン(ピアノ)[1]
ベルフィン・アクス(ヴァイオリン)[3]
エセス・セルテセン(クラリネット)[4]
パク・キョンミン(ヴィオラ)[4]

ハワード・グリフィス(指揮)
ウィーン放送交響楽団

【録音】
2018年9月10-13日、ウィーン、オーストリア放送フンクハウス・ウィーン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年09月02日 00:00