ヴァインベルク生誕100年記念ドキュメンタリー&演奏映像~クレーメル『自分の声を見つけること』(DVD)
クレーメルのドキュメンタリー+コンサート映像(ヴァインベルク/24の前奏曲全曲!)
日本語字幕付き。ヴァインベルク生誕100年の最大衝撃ドキュメンタリー
クレーメルが自身の人生とヴァインベルクへの熱い思いを語り尽くす!
日本語字幕付き。ギドン・クレーメル初のドキュメンタリー映像は、世界を股に掛ける活動を追いながら、70年に及ぶ彼の人生遍歴と旧ソ連の歴史的環境を考察します。クレーメルがドイツ語で自身についてや考えを述べることを中心に、彼がいろいろな人々と交流したり、演奏する様が収められています。ロケは世界各地に及び、故郷ラトビアのリガ、修行したモスクワ、長女の住むパリ、そして1997年に読売日本交響楽団とヴァインベルクの協奏曲を披露する東京の場面まで現れます。
パリでのクレーメル親子
アルヴォ・ペルトと散歩しながら未来の音楽家たちへの不安と期待についてロシア語で語り合う場面では、老境を迎えた巨匠たちの心境が垣間見られて心打たれます。また娘たちとの気のおけない会話では優しい父の顔を覗かせます。
しかし作品の中心テーマは、現在クレーメルが熱中している作曲家ヴァインベルクが軸となっています。37年ぶりに戻ったモスクワで、ユロフスキー指揮のロシア国立交響楽団とヴァイオリン協奏曲上演を実現させる様を描いており、ロシア語を話すユロフスキーの姿や、終演後楽屋を訪れたヴァインベルク未亡人と感動の初対面も逃さず収録しています。
それに先立ち、ゴーゴリ・センターでのリサイタルで24の前奏曲全曲を披露しますが、ヴァインベルクと同時期の旧ソ連リトアニアの写真家アンタナス・ストクスの写真を同時に投影することで、英雄や宣伝でない市井の人々が当時何を考え、どのような精神状態のもと暮らしていたのかを視覚と聴覚から問題提起します。終演後のシンポジウムでは、共鳴した経験者たちの熱い討論が展開されますが、クレーメルには依然ソ連体制への恐怖心がトラウマとなっているのがわかり、深く考えさせられます。そして何故今、ヴァインベルクの音楽にこだわるのかも納得できます。
興味深いのが東京のシーン。コンサートの合間に訪れた寺院での穏やかな表情をはじめ、かつてのカミソリのように鋭い感覚が円熟の境地に至ったことを物語ります。
(キングインターナショナル)
モスクワでのクレーメル
【収録内容】
ギドン・クレーメル 自分の声を見つけること(2019 年ポール・スマチヌィ監督作品)
+失われた時代への前奏曲集~ヴァインベルク(クレーメル編):24の前奏曲Op.100
【演奏】
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
【録音】
2017年11月モスクワのゴーゴリ・センターに於けるコンサート・ライヴ
リージョンオール
NTSC 16:9
音声:DD5.1, DTS5.1 /
PCM STEREO
字幕:日独英仏韓
57分21秒(ドキュメンタリー)
50分43秒(コンサート)
リージョンオール
NTSC 16:9
音声:DD5.1, DTS5.1 /
PCM STEREO
字幕:日独英仏韓
57分21秒(ドキュメンタリー)
50分43秒(コンサート)