9月25日更新:『アビイ・ロード』50周年記念!タワレコのビートルズ好きスタッフが選ぶビートルズ関連作品特集
選盤・コメント/福岡パルコ店:徳永良樹
『アビイ・ロード』50周年記念エディション発売を記念して、全国のタワレコのビートルズ好きスタッフがお勧め関連作品をご紹介!『アビイ・ロード』の世界を深める一枚やザ・ビートルズ入門にも最適の一枚が見つかるかも?今回は福岡パルコ店:徳永良樹氏の選盤、コメントでお届けします!
特にお勧めのアルバムは『ラフ・アンド・レディ』The Jeff Beck Group
ティム・ボガード、カーマイン・アピスとのバンド結成に頓挫したジェフ・ベックがスーパードラマー、コージー・パウエルと結成した5人組グループ。1971年にリリースされた本作品、今聴いても全く色褪せない。ジェフのワウやボトルネックなど超絶技巧派なプレイが聴けるだけなく、コージーのスマート且つ歪、そしてストレートなドラムが聴ける本作。このアルバムで特にオススメしたいのは2人のプレイも勿論だが、何よりヴォーカルのボブのパフォーマンスだ。その声はブラックでソウルフルだけでなく、時にファンキー、そして時にスウィート。心奪われる事間違いなし。メンバーの出入りが激しく、この面子での作品は少ないが、この一枚は必聴。
特にお勧めのアルバムは『I Am Sam』OST
この作品は2001年に公開された同名映画のオリジナルサウンドトラック。ビートルズのカバー曲のみで構成されたものである。まず、その面子に驚かされる。エイミー・マン、マイケル・ペン、サラ・マクラクラン、ルーファス・ウェインライト、ザ・ウォールフラワーズ、エディ・ヴェダー、シェリル・クロウと挙げれば枚挙に暇が無い。中でも特筆すべき曲はルーファス・ウェインライトの「Across The Universe」であろう。やり過ぎないオリジナルの雰囲気を活かしたアレンジ、そして彼の優し過ぎる歌声。映画と合わせてチェックして欲しい。
『WHEN THE WORLD IS WIDE』Ykiki Beat
2015年発表作品。 まず一聴すると、バンドのバックボーンにはジョイ・ディビジョン、ニュー・オーダー、そしてザ・スミスが隠れているのでは?と思いわくわくしてしまう。それが確信に変わる頃には彼等の音楽の虜である。日本のロックを変える新世代のバンドの出現に心が踊る。一大アンセム「Forever」を含む全8曲。解散が惜しまれる。
選盤・コメント 福岡パルコ店:徳永良樹
50周年を迎えた『アビイ・ロード』に関する印象や思い出
50年、一言で言ってもその間には、内戦が激化した国、壁が崩壊した国、ナチスでも使わなかった化学兵器でのテロが起こった国、未曾有の災害、長すぎる50年。
その中を聴く者に寄り添い、何かの導火線になった四人。
自分には音楽は別に必要無い、ましてロックなんて・・・と言う人もいるだろう。だが、彼等四人が崩壊に向かって突き進んだこのアルバム。
「基礎教養」、あるアーティストの言葉を借りれば、この一言に尽きるかもしれない。人はすがりつけるもの、うちに秘めたる神はそれぞれである。でも断言できる。「この感動を体感しない、それは罪に等しい事であると」。
ビートルズとはバンドの名前でもなければ、四人の集合体でもない。ビートルズとはポップ、ロック、アバンギャルド、世の中に存在するあらゆるジャンルの音楽の呼び名である。
The Beatles『アビイ・ロード』50周年記念エディション 9/27(金)発売!
▼詳細はこちらより!