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室内楽版のショパン:ピアノ協奏曲第2番、ワーグナー:ジークフリート牧歌、ドビュッシー:夜想曲!

室内楽版ショパン、ワーグナー、ドビュッシー

室内楽版のショパン:ピアノ協奏曲第2番、
ワーグナー:ジークフリート牧歌、ドビュッシー:夜想曲!

有名3作をピアノと室内アンサンブルで演奏している。最も注目すべきは、ワーグナーのジークフリート牧歌のアルフレード・プリングハイム(1850-1941)による編曲。彼は、後半生を日本で過ごしたことで知られるクラウス・プリングスハイム(1883-1972)の父で、本業は数学者だが大の音楽好きで若い頃は熱心なワーグナーの信望者だった。その父プリングスハイムがジークフリート牧歌をピアノと弦楽四重奏用に編曲した楽譜を演奏している。ジークフリート牧歌は元々室内楽編成だったこともあり、この編曲はとても素敵に仕上がっており、この曲が好きな人ならぜひ耳にしてほしいもの。
ショパンのピアノ協奏曲を室内楽伴奏で演奏することはショパンの生前から行われていて楽譜も出版されているが、ここではアンサンブル・ミュサジェート自身の編曲による。ドビュッシーの夜想曲集は、アンサンブルのクラリネット奏者、ルイージ・マラスカによるピアノと木管アンサンブル用編曲。ドビュッシーのピアノ作品の光と影に、オーケストラ作品における木管楽器の色彩が加味されたような印象で、面白い。アンサンブル・ミュサジェートは2001年結成のアンサンブル。ヴィチェンツァを拠点に活動している。ミュサジェート musageteとはムーサ(ミューズ)たちを率いる者の意。
(東武ランドシステム)

【曲目】
ショパン(アンサンブル・ミュサジェート編):ピアノ協奏曲第2番(室内楽伴奏)
ワーグナー(A.プリングスハイム編):ジークフリート牧歌(ピアノと弦楽四重奏)
ドビュッシー(マラスカ編):夜想曲集(ピアノと木管アンサンブルによる演奏)

【演奏】
アンサンブル・ミュサジェート:
[ガブリエーレ・ダル・サント(Pf)、
ファビオ・プピッロ(Fl)、
レモ・ペロナート(Ob,コールアングレ)、
ルイージ・マラスカ(Cl)、
エンリーコ・バルケッタ(Hr)、
ラウラ・コスタ(Fg)、
ラウラ・ヴィニャート(第1Vn)、
マッシミリアーノ・ティエッポ(第1Vn)、
ティツィアーノ・グワラート(第2Vn)、
ミケーレ・ズグオッティ(Va)、
シモーネ・ティエッポ(Vc)、
ミケーレ・ガッロ(Cb)]

【録音】
2018年6月 ヴィチェンツァ、76'22

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年11月21日 00:00