注目アイテム詳細

CPO レーベル~2020年1月発売新譜情報(8タイトル)

ヴォルフ=フェラーリ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回は「2020年ベートーヴェン・イヤー」に向けてCPOがリリースする、若き名手レーナ・ノイダウアーが弾く“ヴァイオリン協奏曲”と“ロマンス”に、ラファエル・ウォルフィッシュが弾くヴァインベルクの“チェロ協奏曲”、オッフェンバックの2つの知られざる“1幕もの”オペレッタが収録された“喜歌劇「紅いりんご」”&“オペラ・コミック「火山の上で」”、ヴォルフ=フェラーリの“歌劇「4人の田舎者」”、最近注目が高まる「退廃音楽」作曲家の一人カール・ヴァイグルの“弦楽四重奏曲集”などCD8タイトルがリリースされます。

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲&ロマンス
レーナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)
マルクス・ボッシュ(指揮)、カペッラ・アキレイア(アンサンブル)

cpoレーベルの『2020年ベートーヴェン生誕250年記念アルバム』は来日経験もある若きヴァイオリニスト、レーナ・ノイダウアーを独奏者に迎えたヴァイオリン協奏曲とロマンス集。
2006年、15歳の時にアウグスブルクで開催された『レオポルト・モーツァルト国際コンクール』で第1位を受賞した後、ソリスト、室内楽奏者として活躍する彼女は、まるで自身の体の一部であるかのようにヴァイオリンを自由自在に操り、現在最も敬愛しているというベートーヴェンの協奏曲とロマンスを完璧に演奏しています。伴奏はベートーヴェンを得意とするマルクス・ボッシュが指揮する、名手たちのアンサンブル「カペッラ・アキレイア」。
独奏、伴奏、指揮者の様々な個性が時にはぶつかり合いながらも融合し、新しいアイデアが次々と形になった革新的なベートーヴェンをお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):チェロ協奏曲、他
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)、クリスティアンサン交響楽団

シリーズ「亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集」をリリース、好評を博しているラファエル・ウォルフィッシュの新しいアルバムは、近年注目が高まる作曲家ヴァインベルクの作品集。
ワルシャワで育ち、自らをポーランド人と見做していたというヴァインベルクですが、ルーツはユダヤにあり、作品にもポーランドとユダヤの伝統が織り込まれています。1948年に作曲されたチェロ協奏曲では、全編にわたりユダヤ伝統の「クレズマー」風の哀愁に満ちた旋律が使われていますが、第3楽章はポーランドの舞曲風であるところがユニーク。力強いリズムに心が躍ります。
長い間紛失していて2016年に発見された「コンチェルティーノ」はチェロ協奏曲の下敷きとなった作品。合奏協奏曲のような雰囲気を持ち、オーケストラ・パートが充実していますが、ヴァインベルクはチェロを更に活躍させるためにこれを「チェロ協奏曲」へと改作したようです。
幻想曲は陰鬱な雰囲気で始まりますが、中間部は賑やかな旋律がたっぷり含まれた聴きどころの多い作品です。
(ナクソス・ジャパン)

オッフェンバック(1819-1880):喜歌劇《紅いりんご》、オペラ・コミック《火山の上で》
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)、ケルン・アカデミー

オッフェンバックの2つの知られざる“1幕もの”オペレッタ。《紅いりんご》は3人の歌手だけで演じられる小さな物語。小編成のメンバーで演奏できるため、日本でもしばしば上演されている人気作です。富豪のラバスタン家に派遣された家政婦カトリーヌ(愛称が「りんごちゃん」)とラバスタンの甥ギュスターヴ、実はこの2人が以前恋人同士だったことから巻き起こる騒動を洒落た音楽で描いています。
もう1曲の《火山の上に》はナポレオン時代のダブリンを舞台とする女優と兵士の恋物語。若い女優に一目ぼれしながらも、息子の恋の成就のために身を引く父の哀愁たっぷりの歌が聴きどころ。こちらも短いながらも洗練された音楽に彩られたオッフェンバックらしい洒脱な作品です。ケルン・アカデミーのひなびた音色が作品を引き立てています。
(ナクソス・ジャパン)

ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):歌劇《4人の田舎者》3幕
ウルフ・シルマー(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団

1906年に作曲、同年3月にミュンヘンで初演され大成功を収めた《4人の気むずかし屋》とも訳されるヴォルフ=フェラーリの3幕の歌劇。
カルロ・ゴルドーニの喜劇をもとにしたこの歌劇は、“あまりにも頑固過ぎて妻たちからも見放されている4人の商人、ルナルド、マウリツィオ、シモン、カンチャンが巻き起こす傍迷惑なエピソード”を、ヴォルフ=フェラーリ特有の甘く美しいメロディで包んだ洒落た作品。間奏曲が演奏されることはあるものの、全曲を楽しむ機会はほとんどありません。
今回、ウルフ・シルマーと歌手たちはこのミュンヘン所縁の作品に光を当て、楽しく丁寧な演奏を聴かせます。主役ルチエタを歌うクリスティーナ・ランツハマーは2019年に来日し、感動的な歌唱で聴衆を魅了しました。
(ナクソス・ジャパン)

[その他タイトルはこちら]

 

2019年10月発売分はこちら>>>

2019年9月発売分はこちら>>>

2019年8月発売分はこちら>>>

2019年7月発売分はこちら>>>

2019年6月発売分はこちら>>>

2019年5月発売分はこちら>>>

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年12月06日 00:00