東京佼成ウインドオーケストラ「岩井直溥 吹奏楽ポップス50」(5枚組)
“吹奏楽ポップスの父″岩井直溥の名編曲を
東京佼成ウインドオーケストラとの名コンビで贈る決定版!
岩井先生のステージングは「ソフィスティケートされたオシャレ」の一言に尽きる。
ステージ上の一歩一歩、さりげない動き、トークなど全てがオシャレ、そして「音楽」なのだ。―天野正道
天野正道書き下ろしライナーノーツ
岩井直溥×東京佼成ウインドオーケストラによる、吹奏楽ポップス決定版50曲!
作・編曲家として数多くの吹奏楽作品を生み出した岩井直溥(1923.10.2~2014.5.10)。没後に遺された膨大なスコアを整理し、東京佼成ウインドオーケストラが甦らせた名演奏を余すことなく収録しました。あの大定番楽曲、アフリカン・シンフォニーももちろん収録!
指揮は天野正道氏。楽譜に隠れた疑問符を“岩井先生だったなら…"と奏者たちと検証しながらの録音が行われました。
(キングレコード)
岩井直溥 吹奏楽ポップス50(5枚組)
【曲目】
CD1~心に沁みる日本の名曲編~
1.童謡オープニングメドレー
春よこい~七つの子~浜千鳥~花嫁人形~春の小川~青い目の人形
2.おもちゃのマーチ
3.この道
4.夏は来ぬ
5.浜辺の歌
6.もみじ
7.汽車の歌メドレー
汽車ポッポ~汽車ぽっぽ~汽車
8.川の流れのように
9.昴
10.童謡エンディングメドレー
早春賦~春が来た
CD2~憧れのアメリカ名曲編~
1.イン・ザ・ムード
2.チャタヌガ・チュー・チュー
3.茶色の小びん
4.ムーンライト・セレナーデ
5.パリのアメリカ人
6.真珠の首飾り
7.ス・ワンダフル
8.タキシード・ジャンクション
9.セントルイス・ブルース・マーチ
10.フックト・オン・アメリカ
ガーシュウィン:《ラプソディ・イン・ブルー》~クラリネット・ソロ→フォスター:《草競馬》→《ラプソディ・イン・ブルー》→ガーシュウィン:《パリのアメリカ人》→《ラプソディ・イン・ブルー》→ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》第1楽章→フォスター:《オールド・ブラック・ジョー》→《新世界より》第4楽章→エメット:《ディキシー》→ステッフェ:《リパブリック賛歌》
CD3~シネマ&ミュージカル~
1.80日間世界一周
2.007 ジェームズ・ボンドのテーマ
3.雨に唄えば
4.サマータイム ~テナー・サクソフォンとバンドのための~
5.誰かが私を見つめてる
6.ゴッドファーザー 愛のテーマ
7.シェルブールの雨傘
8.君住む街角 ~「マイ・フェア・レディ」より
9.いそしぎ
10.キャバレー
CD4~絶対!盛り上がる定期演奏会~
1.フィール・ソー・グッド
2.メモリーズ・オブ・ユー
3.ワン ~「コーラスライン」より
4.エル・クンバンチェロ ~ムーチョ・ラティーノ~
5.マラゲーニャ
6.チュニジアの夜 ~ソロ・フルートとバンドのための
7.君の瞳に恋してる
8.雨にぬれても
9.スワニー
10.アフリカン・シンフォニー
CD5~魅せる、聴かせる定期演奏会~
1.オーバー・ザ・レインボー(for Opening)
2.チム・チム・チェリー
3.モーニン
4.テイク・ファイブ
5.クラリネット・ポルカ・サンバ
6.ラブ ~ソロ・トランペットとバンドのための
7.ジョンソン・ラグ
8.マンボ・メドレー(マンボNo.5~セレソ・ローサ~ラ・マカレナ~マンボ・ジャンボ)
9.愛がすべて
10.シンフォニック・バンドのための「マイ・ウェイ」
▼本作品は岩井直溥NEW RECORDING collections No.1~5
(KICC-1350,1351,1401,1452,1453)を収録したものです。
岩井直溥 プロフィール(編曲)
1923年10月2日生まれ。1947年、東京藝術大学器楽科(ホルン専攻)卒業。
藝大在学中よりトランペット奏者として所属の「アニーパイル・オーケストラ」で活躍。数々のバンドを経て、フランキー堺が新しく編成した「シティ・スリッカーズ」に相談役兼アレンジャーとして加わり、本格的なアレンジャーとしての活躍を始める。
「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」シリーズでは、それまで日本吹奏楽界にはなかったポップス、ジャズ、ロックなどの要素を取り入れることで、このジャンルに新しい風を吹き込んだ。
さらに全日本吹奏楽コンクールの課題曲の作曲は6曲に及び、1972年度「明日に向かって」、1976年「メイン・ストリートで」、1978年度「かぞえうた」、1989年度「すてきな日々」、2013年度『復興への序曲「夢の明日に」』等が発表されている。
ポピュラーを中心とした作・編曲は3000曲を超えており、その功績が認められ2012年度社会教育功労者として文部科学生涯学習政策局より表彰を受ける。
天野正道 プロフィール(指揮)
1957年秋田市生まれ。
映像音楽をはじめ多方面に作品を提供する。1957年、秋田市生まれ。映像音楽をはじめ多方面の作品を提供する。故・深作欣二監督作品『バトル・ロワイヤル』、OVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』、『新海底軍艦』、盟友鷺巣詩郎氏が総監督を務めた『シンゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽』の管弦楽編曲、指揮を務めるなど数多くの映像音楽の他に、ロンドン交響楽団、ワルシャワ国立交響楽団、エンジェルシティ・ハリウッドオーケストラ、トリオクラシック、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、原 信夫とシャープス&フラッツ、布施 明、矢沢永吉、YOSHIKI、アグネス・チャン、スティービー・ワンダー、オフラハザ、ニコライ・デミジェンコなどに作品を提供したり共演をしている。
第23回、24回日本アカデミー賞優秀賞受賞。第10回吹奏楽学会アカデミー賞受賞。
東京佼成ウインドオーケストラ
1960年5月立正佼成会附属「佼成吹奏楽団」として結成。1973年東京佼成ウインドオーケストラに改称し現在に至る。桂冠指揮者にフレデリック・フェネルを擁し、2020年1月からは大井剛史を正指揮者に、そして特別客演指揮者にトーマス・ザンデルリンク、首席客演指揮者に飯森範親、ポップス・ディレクターに藤野浩一という指揮者陣で楽団創設60周年を迎えた。歴代の指揮者陣には汐澤安彦、宇宿允人、平井哲三郎、ダグラス・ボストック、ポール・メイエなどが名を連ねている。
吹奏楽=マーチというイメージの強かった1970年代から現在まで、当楽団育ての親であるフレデリック・フェネルの提唱した<ウインド・アンサンブル>を啓蒙するため、積極的に国内外の有名指揮者と共演している。過去の定期演奏会に於いては山田一雄、岩城宏之、秋山和慶、井上道義、ラドミル・エリシュカ、ユベール・スダーン、飯守泰次郎、沼尻竜典、飯森範親、下野竜也、川瀬賢太郎、カーチュン・ウォンなどクラシック音楽界でも話題の豊富な指揮者が登壇。鑑賞にスポットを当てた定期演奏会は、どのコンサートも高い評価を得ている。
海外でのコンサートに関しては、1989年ヨーロッパ公演を皮切りに、2011年台湾公演まで8回にわたって行われている。
藤野浩一(ポップス・ディレクター)とは「エンタテインメント・コンサート」を企画開催。森山良子、岩崎宏美、八神純子、松崎しげる、MayJといった歌唱力に定評のあるゲストを招き、多くの聴衆を魅了している。
テレビ・ラジオへの出演も数多い。近年ではテレビ朝日系列「題名のない音楽会」、NHK「ららら♪クラシック」、「クラシック倶楽部」、NHK-FM「吹奏楽のひびき」などに出演。特に2013年以来、NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」プロジェクトに協力している。そのほか、毎年正月恒例「箱根駅伝」のテーマ曲の演奏は当楽団によるものであり、レース中継に彩りを添えている。
CDなどのレコーディングも積極的に行っている。最近では日本コロムビア、ユニバーサルミュージック、キングレコード、ビクターエンタテインメント、エイベックス・クラシックス、ポニーキャニオン、ブレーン、フォンテック、Amazonレコーズの各社からリリース。2013年に引き続き、2015年、2016年もレコード・アカデミー賞を受賞した。
収録作品の楽譜発売中! ブレーンオンラインショップ(発行:イワイミュージックサービス)