豪エロクアンスよりオランダの大指揮者のBOX登場「パウル・ファン・ケンペン~フィリップス録音全集」(10枚組)
[Eloquence Classics 公式チャンネルより]
個性溢れるオランダの指揮者ケンペン初のフィリップス全録音のBOXセット
パウル・ファン・ケンペン~フィリップス録音全集
オランダのパウル・ファン・ケンペンは非常に個性的な指揮者として知られています。ウィレム・メンゲルベルク、ベルナルト・ハイティンクと並び、演奏会及び録音においてコンセルトヘボウ管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の両楽団をたびたび指揮して称賛されていました。今回初めて発売されるフィリップス録音の全集、CD10枚組ではケンペンの新たな一面を発見できます。クラシックのレパートリーの他、珍しい音楽も加わり、初めてCDとなる録音も含まれています。比較的短いキャリアであるにも関わらず、レパートリーは驚くほど広範囲にわたっています。
ケンペンは1893年に生まれ、ヴァイオリニストとして研鑽を積み、17歳でメンゲルベルク率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員となりました。1930年代オランダ、ドイツのオーケストラを指揮し、1942年ヘルベルト・フォン・カラヤンの後任として、アーヘン市立歌劇場の音楽監督に就任しました。
このBOXでの最も初期の録音は1947年7月に行われたミラノ・スカラ座管弦楽団とのワグナーの序曲2曲です。ケンペンは1955年に62歳で亡くなっているので、他の曲はすべて1950年代前半ということになります。オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との実り多い関係から生まれた演奏の数々の他、パリのコンセール・ラムルー管弦楽団との序曲、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とのヴェルディの『レクイエム』、オランダのソプラノ歌手グレ・ブロウウェンスティンなど国際的なソリストとの共演も収録されています。
オリジナル・ジャケット仕様。新規リマスタリング。限定盤。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
収録予定
《CD 1》* 1) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲、2) ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲、3) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲、ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より4) 第1幕への前奏曲、5) 第3幕への前奏曲、6) 婚礼の合唱、7) タンスマン:オラトリオ『預言者イザヤ』
【演奏】コルネリス・カルクマン(テノール)(7)、オランダ・オペラ合唱団(6)、オランダ放送フィルハーモニー合唱団(7)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム(1-6)、1955年、ヒルフェルスム(7)
《CD 2》* オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より1)「美しい夜、おお、恋の夜よ」、2)「生垣には、小鳥たち」、3)「きらめけ、ダイヤモンドよ」、4) グノー:歌劇『ファウスト』より「この土地を去る前に」、5) マイアベーア:歌劇『ディノラー』より「影の歌」、6) ウェーバー:歌劇『オベロン』より「海よ、巨大な怪物よ」、7) スッペ:歌劇『美しきガラテア』より「Ja, Wenn die Musik nicht w?r!」、8) J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より「私の公爵様」、ヴェルディ:9) 歌劇『アイーダ』より「エジプトに栄光あれ」(凱旋の合唱)、歌劇『ナブッコ』より10)「祭りの晴れ着がもみくちゃ」、11)「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」、歌劇『リゴレット』より12)「Ah! Solo per me l’infamia...Piangi fanciulla」13)「女心の歌」、14) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』よりミゼレーレ「主よ、憐れみたまえ―すでに死は近づき」、15) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「ママも知るとおり」、16) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」、プッチーニ:歌劇『トスカ』より17)「妙なる調和」、18)「歌に生き、恋に生き」" 【演奏】グレ・ブロウウェンスティン(1, 6, 14, 15, 18)、エルナ・スポーレンベルク(2, 5, 7, 8, 12)(ソプラノ)、Lidy van der Veen(メッゾ・ソプラノ)(1)、フランス・フローンス(テノール)(13, 14, 16, 17)、テオ・バイル(バリトン)(3, 4, 12)、オランダ・オペラ合唱団(1, 7-11)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム
《CD 3》1) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』間奏曲*、チャイコフスキー:2) 交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』、3) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』、4) スラヴ行進曲Op.31
【演奏】オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2-4)
【録音】1951年、アムステルダム
《CD 4》チャイコフスキー:1) 交響曲第5番ホ短調Op.64、2) イタリア奇想曲Op.45、3) 大序曲『1812年』Op.49、4) シューベルト:軍隊行進曲第1番ニ長調D733(E.ギローによる管弦楽編)、5) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム
《CD 5》1) ベートーヴェン:『献堂式』序曲Op.124、2) メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』序曲、3) ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲、ブラームス:4) 大学祝典序曲Op.80、5) ハンガリー舞曲集WoO1より第1・3・5・6・17-21番、6) ベルリオーズ:『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲Op.23
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1952年(1, 4, 5)、1951年(2, 3, 6)、ベルリン
《CD 6》ベートーヴェン:交響曲1) 第3番変ホ長調Op.55『英雄』、2) 第8番ヘ長調Op.93
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年(1)、1953年(2)、ベルリン
《CD 7》1) ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92、2) レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年(1)、1951年(2)、ベルリン
《CD 8》1) メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲Op.21*、2) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲*、3) ドニゼッティ:『連帯の娘』序曲*、4) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』序曲*、5) チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
【録音】1953年(1)、1955年(2-5)、パリ
《CD 9-10》1) チャイコフスキー:組曲第4番Op.61『モーツァルティアーナ』、2) ヴェルディ:レクイエム、ワーグナー:3) 歌劇『タンホイザー』序曲*、4) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲*
【演奏】グレ・ブロウウェンスティン(ソプラノ)(2)、マリア・フォン・イロスヴァイ(コントラルト)(2)、ペトル・ムンテアヌー(テノール)(2)、オスカー・チェルヴェンカ(バス)(2)、サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団(2)、コンセール・ラムルー管弦楽団(1)、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(2)、ミラノ・スカラ座管弦楽団(3, 4)
【録音】1955年、パリ(1)、1955年、ローマ(2)、1947年、ミラノ(3, 4)
*DECCA初CD化
【演奏】パウル・ファン・ケンペン(指揮)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2020年01月28日 00:00