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Shabaka & The Ancestors(シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ)ニュー・アルバム『We Are Sent Here by History』をリリース

Shabaka & The Ancestors(シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ)アルバム『We Are Sent Here by History』

UKジャズの頂点をひた走るカリスマ、シャバカによる新アルバム。インパルスの記念すべき60周年に発売!

イギリスの新世代ジャズ・シーンを牽引するカリスマ的テナー・サックス奏者、シャバカ・ハッチングスが中心となって2016年に結成されたシャバカ・アンド・ジ・アンセスターズの2作目となるアルバム。このグループでのインパルスからのリリースは本作が初となり、「シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ」としてはメジャー・デビュー作となる。

現在、シャバカがメインとして活動している3グループの中で、彼自身のパーソナルな考えを最も音楽に反映したグループ。前作“Wisdom of Elders”はシャバカが長年、称賛していた南アフリカ系のジャズ・ミュージシャン・グループとのセッション・ドキュメントとして、現在のジャズ・シーンに大きな風穴を開け、衝撃をもたらした。今作も前作に引き続き、トゥミ・モゴロシなどのアフリカにルーツを持つアーティスト達が参加しており、彼らのルーツであるアフリカ文化と深く関連するアルバムに仕上がっている。シャバカ本人は本作を現在の世界中を横断する音楽の「グリオ」にしたいと話す。そのため、アルバムを通して、一つのストーリーとなっている構成で、楽曲ごとのタイトルや歌詞など細部まで注目したい一作だ。(グリオ:西アフリカに古くから残る文化で、世襲制のミュージシャンのことを指す。文字を持たない文化の中で神話や歴史を詩や歌にして後世に歌い継いできた人たち。)

すべての作曲はシャバカ本人が担当した。本作のテーマは、我々人類の行き付く先、つまりは絶滅である。その悲劇的な未来を変えるために社会、そして個人がとるべき行動や考えについて質問を投げかけている。しかし、深いテーマを扱っているにも関わらず、シャバカの力強いテナー・サックスは開放的で、その音色に心打たれるアルバムとなっている。


【収録曲】
1. ゼイ・フー・マスト・ダイ / They Who Must Die
2. ユーヴ・ビーン・コールド / You’ve Been Called
3. ゴー・マイ・ハート、ゴー・トゥ・ヘヴン / Go My Heart, Go To Heaven
4. ビホールド、ザ・デシーヴァー / Behold, The Deceiver
5. ラン、ザ・ダークネス・ウィル・パス / Run, The Darkness Will Pass
6. ザ・カミング・オブ・ザ・ストレンジ・ワンズ / The Coming Of The Strange Ones
7. ビースト・トゥー・スポーク・オブ・サファリング / Beast Too Spoke Of Suffering
8. ウィー・ウィル・ワーク(オン・リディファイニング・マンフッド)/ We Will Work (On Redefining Manhood)
9. ティル・ザ・フリーダム・カムズ・ホーム / ’Til The Freedom Comes Home
10. ファイナリー、ザ・マン・クライド / Finally, The Man Cried
11. ティーチ・ミー・ハウ・トゥ・ビー・ヴァルネラブル / Teach Me How To Be Vulnerable


The Comet Is Coming

FUJI ROCK 2019で初来日公演も果たしたシャバカ・ハッチングスを擁するトリオ、ザ・コメット・イズ・カミングの最新EP『The Afterlife』。

掲載: 2020年03月04日 13:30