日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!ガーディナー指揮のベートーヴェン:ミサ曲ハ長調
2020年5月10日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載
「颯爽とした運動性に うっすら潤いもつ響き」(鈴木淳史氏評)
イギリスの名指揮者で古楽演奏のパイオニアの一人として有名なジョン・エリオット・ガーディナー(1943~)。彼が1989年に自ら結成した古楽器オーケストラ、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック(革命とロマンのオーケストラ)とともに、その結成年に録音したベートーヴェンの「ミサ曲ハ長調」が2020年5月10日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。
鈴木氏は、ベートーヴェンの中期作品である「ミサ曲ハ長調」を「第九」と同時期の後期作品である「ミサ・ソレムニス」と比較しながら、「自分の理想を音楽にするのだ! といった意気込みあふれる『ミサ・ソレムニス』に比べると、頼まれ仕事でもあるせいか、ずいぶんと肩の力が抜けている。おかげで、自分の底に流れる音楽がより素直に出てきているのではないか」と指摘。「歌曲のように典礼文の内容に敏感に反応した音楽がつけられている」曲調が美しい陰影と情景の変化を生み、最終曲で「われらに平安を与えたまえと歌われると、「音楽は暖かい希望に包まれ、静かに余韻を残しながら終わる」と作品の美しさを説明。ガーディナーと彼が設立したオーケストラと合唱団による演奏は「颯爽とした運動性に加え、うっすらと潤いをもつ響きが特長だ」と解説しています。
ここではコラムで取り上げられた「ミサ曲ハ長調」のCDとともに、やはりガーディナーが同年に録音した「ミサ・ソレムニス」のCDもご紹介いたします。ともに演奏、録音とも定評のあるもので、日本語解説と歌詞対訳が付き、初めてこれらの作品に接する方にも安心しておすすめできます。しかも高品位UHQCD仕様で、レーザー光の乱反射を抑えるグリーン・カラー・レーベル・コートも施されており、通常のCDプレーヤーで最高の再生音をお楽しみいただけます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
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カテゴリ : ニュース | タグ : BEETHOVEN 2020
掲載: 2020年05月12日 00:00