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Wool&The Pants|東京の地下シーンで注目を集める今最もマッドでクールな3人組、遂にファーストアルバム『Wool In The Pool』をCDで発売!

Wool & the pants

東京の地下シーンで注目を集める3人組Wool & The Pants!

ハード・コレクターたちが信用を寄せる全米有数のアンダーグラウンド・レーベル、 Peoples Potential Unlimited(PPU)から日本人初のアナログ・リリースが話題となり、坂本慎太郎が選ぶ2019年間ベスト・ディスクの1枚にも選出された1stアルバム『Wool In The Pool』が遂にCDでリリース!

“誤解を恐れずに言えば、ブルーハーブや七尾旅人、坂本慎太郎のような人たちが出てきた時に感じたメインストリームに対する存在感・異物感。彼らはそうしたアーティストの系譜にいるように思えてならない。” ──野田努 (ele-king)


現行の邦楽インディーシーンとは一線も二線も画すその異質なサウンドで、今日本で最もクールでイルな3人組の待ちに待った初CD。リリース前にフジロック苗場食堂出演、オブスキュアな宅録ファンクの米名門PPUから日本初のアナログリリースという、とんでもなく類を見ない攻め方でスウィートスポットをガンガン突きまくる彼ら。じゃがたらへのオマージュ、坂本慎太郎の唄モノミニマル、ピーター・アイヴァースの真逆を行く特異な低音ヴォーカル、キング・クルールと共振する根深いパンク精神、ポーティスヘッドのメランコリー、マッシヴのマッドなダブ、スライの黒いグルーヴに、70年代末のNY NO WAVE的な低体温コールドファンクなどなど、挙げたらキリがないぐらいイカしたメンツの影と、確信的で革新的な音楽愛がチラつく純国産のレアグルーヴ。重度なディガーがユニークな日本語と鋭いビートメイクで奏でる、一切洒落てない唯一無二のリアル・ジャパニーズ・バンド!!!

収録曲

1. Bottom Of Tokyo
2. Just Like A Baby Pt. 3
3. Sekika
4. Soredake
5. Wool In The Pool
6. Kudo
7. Edo Akemi
8. I've Got Soul



Wool&The Pantsに見る先鋭音との邂逅

玄人好みの実に幅広い音楽的魅力を放つWool&The Pants。明らかなる情報量と音楽愛に満ちた彼らのサウンドから伺える要素をほんの一部勝手にご紹介!


King Krule

現行の邦楽インディーシーンとは一線を画す彼らが、唯一共振してると言える現行ミュージック。現代最高のビート詩人キング・クルール。ビートメイキングにも長けたミニマルな音響と、特異なヴォイスと言葉選び、ダブからの影響も感じる低音、低温ながら深いところで最も鋭い本質的なパンク精神がリンクする。

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Portishead

ビートアプローチといったサウンド面でやはり外せないのがブリストルのトリップホップ勢からの吸収。マッシヴ・アタック級の極太なベース叱り、ギターのコード一音やウワモノでの色付け方はポーティスヘッドのメランコリーを感じる。スネアの音やトレモロ、どこか不安定で不穏な歌モノながら非ヒューマンな趣を感じるサウンドは遠くない。

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坂本慎太郎

確かな審美眼と重度のディガーぶりで絶大な信頼と影響力を持つ彼が、自身のDJやラジオで「Bottom of Tokyo」をプレイし、2019年の年間ベストアルバムに選出。坂本氏が現行の国産バンドを推す事は非常に稀なので、その注目度が伺える。「はっきり日本語で歌ってるのに、日本語に聞こえない味わった事のない感覚」とは正に。

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Sly & The Family Stone

「Bottom of Tokyo」のビートとベース進行はスライの名曲「Family Affair」的であり、シンプルながら心地良くループし、タフなグルーヴを形成、荒削りながら中毒性あふれるダーティなソウルナンバーに仕上がっている。ディアンジェロ然り、黒いグルーヴはこのバンドの基本。

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Liquid Liquid

地下ファンクアンセムといえる「Bottom of Tokyo」は70年代後半から80年代にかけてのNYアングラディスコ勢の影も見逃せない。中でもリキッド・リキッドやKONKといったダビーな音処理と強靭なグルーヴによる低体温なコールドファンクにリンクする。この時代の空気感にも溶け込める快楽のグルーヴ。

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Durutti Column

英パンク/ニューウェイヴの中で一際の異彩を放ったドゥルッティ・コラムがトリップポップをやったかのよう、と形容させる「Just Like A Baby Pt. 3」。リズムマシーンとギターの絡みによる靄がかったパーソナルな音響空間にも通じるものを感じる。

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Peter Ivers

カルトなシンガーソングライターの最高峰ピーター・アイヴァースの3作目に入っていてもおかしくない「Sekika」。小気味良いギターリフから繰り広げられる異形のメロウファンク。ピーターの特異な高音ヴォーカルの真逆といえる特異な低音ヴォーカル。類をみない声質という点が最大の共通項といえる。

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Burial

インタールード的に機能する「Soredake」のトラックセンスはブリアルらダブステップ勢、もしくはフライングロータスやマッドリブといった黒きビートメイカー達の影も。石井丘龍映画との関係は不明だが、ディープでドープなこのトラックを「Soredake」と言い放つセンスもさる事ながら、ビートメイクやサンプリングでもその懐の深さと嗜好の豊かさを魅せつける。

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ゆらゆら帝国

アブストラクトな音響空間をゆら帝のインスト的サイケデリックギターが浮遊する「Kudo」。無駄無き単音一音によるトレモロレイヤーとマッシヴなビートが産み出す、ありそうで無かったサイケデリアは鮮烈。『空洞です』が解体され異国の宅録マニアにカットアップされたかのような秀逸なトラックとなっている。

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JAGATARA

「Edo Akemi」というタイトルにして、JAGATARA「でも・デモ・DEMO」の歌詞を大胆に引用。「日本人て暗いね、性格暗いね」という強烈なパンチラインをルー・リードばりの平坦な語り口で魅せ、新たな感覚を与えている。原曲の原型はないものの、江戸アケミの言葉をのせるという行為と意思がエモく、実に斬新なオマージュとなっている。

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フィッシュマンズ

「Edo Akemi」はもしもフィッシュマンズがじゃがたらをカバーしたら、とはele-king野田努氏の批評。サウンド面など直接的な影響はなく、むしろ程遠い方向性のものの、フィッシュマンズのそれとは真逆を行く鮮烈な日本語歌唱、シーンとは掛け離れた日本語表現という点では共通項も見てとれる。

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Jah Wobble

ソウルクラシックなタイトルながら、ローファイでおぼろげなカッティングにまとわりつくジャー・ウォブル(PIL)的な低音ベースによるダブナンバー「I'v god soul」でアルバムは幕を閉じる。様々なカラーのサウンドを掲示しつつも、いびつな歌モノとしてオルタナティヴなソウルを魅せるところが素晴らしい。

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タグ : J-インディーズ

掲載: 2020年05月20日 17:10