読売新聞「今、この1枚」掲載!七條恵子が1871年製エラールで奏でたサティ ピアノ作品集
読売新聞2020年6月18日(木)夕刊
「今、この1枚」掲載!
"天才の純粋、孤独… 雨の響き” (松平あかね氏)
2004年にブルージュ国際古楽コンクールのフォルテピアノ部門で最高位を獲得、フォルテピアノのスペシャリストとして他にも多くの受賞歴を持つアムステルダム在住のピアニスト七條恵子によるサティ・アルバムです。サティ時代のエラール・ピアノを用いた録音で、美しい響きが空間を満たす珠玉の一枚となっています。
本人の解説によると、平均律ではなく「プリンス」というピタゴリア音律とミーントーンがブレンドされた調律法をとったということ。微妙なピッチの綾が、ドビュッシーをして「今世紀に迷い込んだ中世の優しい音楽家」と言わしめたサティの音楽が持つ特別な雰囲気を自然に引き出すことに成功しています。
高音質で定評のあるACOUSTIC REVIVEレーベルからの発売。同レーベルから発売され2019年度のレコード・アカデミー賞に輝いた佐藤俊介氏のバッハ(KKC-6062)と同様、オランダの教会でトーンマイスターの濱瀬祥氏によって録音されました。録音にはACOUSTIC REVIVE 製の電源ケーブルや電源BOX、ラインケーブル、マイクケーブルなどがフルに使用され、これまでにない超高音質を実現。ディスクはUHQCD仕様となっています。
(キングインターナショナル)
エリック・サティ:ピアノ作品集
~1871年製エラールで聴く~
【曲目】
ワルツ=バレエ
3つのジムノペディ
グノシエンヌ第1~3番
ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)
金の粉
グノシエンヌ第4~6番
薔薇十字団の最初の思想
3つの夜想曲
薔薇十字団のファンファーレ
【演奏】
七條恵子(1871年製エラール・ピアノ)(a’=435Hz)
【録音】
2019年6月3・4日/オランダ、ドープスヘジンデ教会
【仕様】
AR1005(UHQCD)
64分27秒
日本語帯・解説付
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カテゴリ : ニュース
掲載: 2020年06月19日 00:00