Laraaji(ララージ)|生命力あふれるソロ・ピアノ作品『Sun Piano』
1943年生まれ、ニューヨークを拠点に現在も活動を続けるニューエイジ / アンビエントの生ける伝説、ララージ。ワシントン・スクエア・パークで演奏する彼を見たブライアン・イーノの誘いを受け、1980年にリリースされたイーノによるアンビエントシリーズ第3弾『Ambient 3: Day of Radiance』に参加し脚光を浴びることとなった。その後はジョン・ケイル(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)、ハロルド・バッド、ビル・ラズウェル、ファラオ・サンダース、細野晴臣らとのコラボレーションをするなど幅広い活動を行い、オーディオ・アクティブとのアルバム『The Way Out Is The Way In』のリリースでも注目を集めた。更に、近年におけるニューエイジ/アンビエント・ミュージックの再興に伴い〈Leaving Records〉や〈RVNG Intl.〉など新世代のレーベルからリリース、世界で最も影響力のあるファッション誌Vogueではトレードマークであるオレンジ色の服装に対するこだわりを語るなど、生ける伝説として益々精力的な活動を続ける彼の最新作『Sun Piano』を7月17日にリリース。
最新作『Sun Piano』において、ララージは長年抱いてきた願いを実現する。それは、1950年代にニュージャージーで過ごした幼少期に学んだ、彼にとって最初の楽器であるピアノに回帰するということだ。エフェクトを効かせたチターによる広大なジャムサウンドを離れ、格調高く彩色された音楽が集められた作品にもかかわらず、そこから伝わってくるアーティストの人格と魂の内なる光に触れれば、「ララージの音楽」に相違ないと確信するには十分だ。レコーディングはブルックリン・チャーチにて行われ、カート・ヴァイル、ザ・ウォー・オン・ドラッグス、メアリー・ラティモアらを手がけるジェフ・ジーグラーがプロデュースを務めた。
今作は、三部作の第一弾としてリリースされ、本作と対になる『Moon Piano』のリリースが今後リリースを控え、ピアノとオートハープの二重奏による、派生作としてのEPがに続けてリリースされる予定となっている。
CDは日本限定発売となり、ボーナストラックが収録され、解説が付属する。
・国内盤CD
・輸入盤LP
【収録曲】
01. Embracing This
02. Hold On To The Vision
03. Flow Joy
04. Shenandoah
05. This Too Shall Pass
06. Sunny Day Horse
07. Elevation
08. Temple Of New Light
09. Moods And Emotions
10. Lifting Me
11. Resonance
12. Embracing Timeless
13. Star Waltz (Bonus Track for Japan)
掲載: 2020年06月29日 12:02