ジャン=フィリップ・コラールがグラナドスの“ゴエスカス(全曲)”を録音!
日本語帯・解説付
もはや巨匠の風格。ジャン=フィリップ・コラールが「ゴエスカス」に初挑戦!
今年72歳になるフランスの名ピアニスト、ジャン=フィリップ・コラール。フランス作品やラフマニノフなどは名盤の誉れ高いですが、今回スペインのグラナドスの「ゴエスカス」に初挑戦。
ゴヤの絵画に触発されて生まれたグラナドスの最高傑作で、演奏には非常に難度の高いテクニックが要求されることでも知られています。解釈的にもスペイン音楽ならではの煽情的ともいえる濃厚な情感表現が難しいとされています。
録音に臨みコラールはグラナドス自身が残した同曲のピアノ・ロールによる演奏を熱心に聴き多大な示唆を受けると同時に、譜面に書き記された多くの演奏指示が「グラナドスはこの曲の演奏者たちが自身の限界を突破することを望んだ」ためと納得したと述べています。
その結果、コラールの「ゴエスカス」は信じ難いまでの説得力に満ちた名演となりました。テクニックの熟達はもちろん問題なく、フランス風のシックな風格と落ちつきが絶品。抑えた感情が「ゴエスカス」の持つ優雅さと気高さを際立たせています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
グラナドス:ゴエスカス(全6曲)
【演奏】
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
【録音】
2019年5月30日-6月1日
メッツ、アルセナル劇場
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月14日 00:00