Arthur Verocai(アルトゥール・ヴェロカイ)|2002年に残した逸品『Saudade Demais』が世界初のLP化
伝説的なファースト・アルバム『Arthur Verocai(1972)』をリリースしたのち裏方に徹していたヴェロカイが、約30年ぶりにリリースした自身名義作が本作『Saudade Demais(2002)』である。女性歌手サニー・アルヴェスをフロントにホベルチーニョ・シルヴァ(dr)、クリストーヴァン・バストス(key)、ハウル・ヂ・ソウザ(tb)、トニーニョ・オルタ(gt)といった名手達とともに綴るエレガントなボサノヴァ全12曲を収録。その流麗なメロディと洒脱なハーモニー感覚、軽妙なグルーヴは、ボサノヴァ史上最高の作曲家=アントニオ・カルロス・ジョビンの晩年作を思わせる。この後『Encore (2007)』をリリースし本格的なカムバックを果たすヴェロカイだが、その先鞭となった本作もヴェロカイの作品の特徴であるエレガンス、職人技ともいえる妙なる演奏、そしてヴェロカイ自身の音楽的ルーツであるボサノヴァからの強い影響がうかがえる隠れた名作といえるだろう。
■A式(厚紙仕様)シングルジャケット
■歌詞カード付属
■全世界500枚限定プレス
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掲載: 2020年09月04日 18:03