2020年バイロイト音楽祭~ティーレマン/ワーグナー:ジークフリート牧歌(室内楽版)&ヴェーゼンドンク歌曲集
コロナ禍に実現したワーグナーゆかりの建物での貴重な録音
クリスティアン・ティーレマン~ワーグナー・アット・ヴァンフリート
今年2020年のバイロイト音楽祭のオープニングは例年と全く異なるものでした。新型コロナの流行のため音楽祭は行われず、オペラ上演はすべてキャンセルされましたが、ワーグナーがバイロイトで過ごしていた時に住んでいた有名な「ヴァンフリート館」で特別のオープニング・コンサートが行われました。音楽祭の音楽監督クリスティアン・ティーレマンとバイロイト祝祭管弦楽団のメンバーがワーグナーの作品、『ジークフリート牧歌』と、フィンランドのソプラノ歌手カミラ・ニールンドがソリストを務めた『ヴェーゼンドンク歌曲集』を演奏したのです。ドイツ・グラモフォンは音楽的に非常に優れた、バイロイト音楽祭とバイエルン放送とのコラボレーションで実現したこの特別のイヴェントがCDとして世に出ることに大変満足しています。ドイツ・グラモフォンからは、これまで音楽祭でライヴ収録されたワーグナーのオペラが5回にわたりリリースされてきましたが(2015年の『トリスタンとイゾルデ』、2016年の『パルジファル』、2017年の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、グラミー賞ノミネートの2018年の『ローエングリン』、2019年の『タンホイザー』)、今回のアルバムは録音されることがほとんどないヴァンフリート館で行われた貴重な録音と言えましょう。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
収録予定
ワーグナー:
1) ジークフリート牧歌(室内楽版)
2-6)『ヴェーゼンドンク歌曲集』(A.N.タルクマンによるソプラノと室内楽版)(第1曲:天使/第2曲:とまれ/第3曲:温室にて/第4曲:悩み/第5曲:夢)
【演奏】カミラ・ニールンド(ソプラノ)(2-6)、クリスティアン・ティーレマン(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団員
【録音】2020年7月、バイロイト、ヴァンフリート館
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ワーグナー:ジークフリート牧歌(室内楽版)
ショルティ指揮ウィーン・フィル団員(リーダー:ワルター・ウェラー)
1965年11月、ウィーン、ソフィエンザールでのセッション録音