ティーレマン&ウィーン国立歌劇場 『ワーグナー:歌劇《ローエングリン》』 2025年10月18日発売

2024ウィーン国立歌劇場《ローエングリン》
ティーレマン指揮による圧巻の音楽と、賛否両論を巻き起こした話題の演出
ブルーレイ
画面:1080i 16:9 FullHD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
リージョン:All
BD50
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、日本語
原語:ドイツ語
DVD(2枚組)
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All
DVD9
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、日本語
原語:ドイツ語
■作品詳細
・犯罪スリラーとして再構築された《ローエングリン》
2024年5月5日、ウィーン国立歌劇場にてライヴ収録されたワーグナーの傑作《ローエングリン》。ヨッシ・ヴィーラー&セルジオ・モラビトによる斬新な演出で注目を集めた本公演。物語は犯罪スリラーとして再構築され、第一次世界大戦期を思わせる舞台美術と、善悪の立場を逆転させた心理劇的な展開が特徴的です。エルザを“加害者”、オルトルートを“被害者” として描く大胆な解釈は、従来のイメージを覆すもので、観客の間で賛否が分かれました。
・ティーレマン指揮による圧倒的な完成度
指揮を務めるのは、ワーグナー演奏の第一人者として世界的に評価されるクリスティアン・ティーレマン。Der Standard紙は「ワーグナーに関して言えば、ティーレマンはまさに別格」と絶賛。Salzburger Nachrichten紙も「合唱は圧倒的な力を放ち、オーケストラは偉大なワーグナー指揮者ティーレマンと見事な調和を見せた」と高く評価しています。オケの美音と緻密なアンサンブルは、音楽の深層を鮮やかに描き出しています。
・豪華な顔ぶれによる重厚なドラマ
ローエングリン役には英国出身のテノール、デーヴィッド・バット・フィリップが登場。「輝きと持久力を兼ね備えたヘルデンテノール」(Kleine Zeitung)として、その存在感を示します。エルザ役のマリン・ビストレムは、「台本が示すほど無垢ではないかもしれない」複雑な人物像を描き、「ドラマティックな激しさ」(Der Standard)で観客を魅了。
アニヤ・カンペのオルトルートは「美しく、しかも非常に表現力豊かで、明瞭なディクション」(Kurier)と評され、マーティン・ガントナーのテルラムントは「精度において非の打ち所がない」(News)と称賛されています。ハインリッヒ王役にはゲオルク・ツェッペンフェルト、軍布告官役にはアッティラ・モーカスが出演。
(C MAJOR)
■収録曲
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》
【演奏】
デーヴィッド・バット・フィリップ(ローエングリン)
マリン・ビストレム(エルザ・フォン・ブラバント)
マーティン・ガントナー(テルラムント)
アニヤ・カンペ(オルトルート)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(ドイツ国王ハインリヒ)
マーティン・ヘスラー(式武官)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
演出:ヨッシ・ヴィーラー、セルジオ・モラビト
【収録】
2024年5月5日、ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
収録時間:208分