Gotthard(ゴットハード)|スティーヴ・リー10周忌のメモリアル・アルバム『スティーヴ・リー - ジ・アイズ・オブ・ア・タイガー:イン・メモリー・オブ・アワー・アンフォーガットン・フレンド!』
スティーヴの10周忌というタイミングで発表されるメモリアル・アルバム。彼の未発表ヴォーカルとアコースティック主体の演奏を加えて生まれ変わった楽曲のニュー・ヴァージョンを、バンドは“ディスティルド(蒸留)ヴァージョン”と呼んでいる。
『G.』(1996)から1曲目「ワン・ライフ、ワン・ソウル」、2曲目「レット・イット・ビー」、3曲目「イン・ザ・ネーム」
『ホームラン』(2001)から4曲目「ロンリー・ピープル」、5曲目「ヘヴン」
『リップサーヴィス』(2005)から7曲目「リフト・ユー・アップ」、11曲目「アンド・ゼン・グッドバイ」
『ゴットハード』(1992)から8曲目「ハッシュ」アコースティック&ストリングス・フィーチャー・ヴァージョン
『ヒューマン・ズー』(2003)から9曲目「ファースト・タイム・イン・ア・ロング・タイム」
2曲目「レット・イット・ビー」はビッグなアリーナ・ロックからフォーキーなアコースティクに変貌。7曲目「リフト・ユー・アップ」はカントリー調に生まれ変わるなど、オリジナル・ヴァージョンを聴きこんでいる熱心なファンには感涙ものの新ヴァージョンだ。
また、ライヴ・アルバム『ホームグロウン:ライヴ・イン・ルガノ』からは 12曲目「ザ・トレイン」が収録されている。生前のスティーヴがレコーディングした最後の曲のひとつだ。
さらに未発表曲の10曲目「タロット・ウーマン」(レインボーとは別の曲)はゴットハードの正典に加えられるに相応しいナンバーだ。 本作の最大のハイライトは、 サヴァイヴァーのカヴァー13曲目/14曲目「アイ・オブ・ザ・タイガー」だろう。オリジナルは映画『ロッキー3』主題歌に使われ、米英を含む世界各国のチャートで1位を記録している。
当初はスティーヴ没後10周忌イベントとしてトリビュート・ライヴも検討されていたが、新型コロナウィルスの余波で実現せず。このアルバムは、彼の人生と音楽へのセレブレーションだ。
・国内盤CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付き)
【収録曲】
1. ワン・ライフ・ワン・ソウル
2. レット・イット・ビー
3. イン・ザ・ネイム
4. ロンリー・ピープル
5. ヘヴン
6. ニード・トゥ・ビリーヴ
7. リフト・ユー・アップ
8. ハッシュ
9. ファースト・タイム・イン・ア・ロング・タイム
10. タロット・ウーマン
11. アンド・ゼン・グッドバイ
12. ザ・トレイン
13. アイ・オブ・ザ・タイガー(アコースティック)
《ボーナストラック》
14. アイ・オブ・ザ・タイガー(エレクトリック)
【メンバー】
スティーヴ・リー (ヴォーカル)
ニック・メーダー(バック・ヴォーカル)
レオ・レオーニ(ギター)
フレディ・シェラー(ギター)
マーク・リン(ベース)
ヘナ・ハーベッガー(ドラムス)
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2020年10月05日 17:06