初映像化!ダントーネ&アカデミア・ビザンチナによるバロック期の作曲家チェスティ:歌劇“ラ・ドーリ”
[参考映像:Innsbrucker Festwochen der Alten Musik 公式チャンネルより]
初映像化!日本語字幕付き
17世紀の作曲家チェスティ。ローマでカリッシミに師事しフィレンツェでオペラ作曲家として大活躍した後、インスブルックの宮廷楽長を経て1666年にはウィーン宮廷副楽長に就任、その地で生涯を終えました。
この歌劇《ラ・ドーリ、または高貴な奴隷》は、ユーフラテス川沿いのバビロンを舞台にした物語。ニカイア王女ドーリは幼い時にペルシア王子オロンテと婚約しますが、後に海賊によってエジプトへ連れ去られ、エジプト王女として育てられます。成長したドーリとオロンテはエジプトで再会するも、オロンテは父王が危篤になりペルシアへ呼び戻され、オロンテを追って男装してペルシアに渡ったドーリは盗賊につかまり、奴隷として売られます。数奇な運命のいたずらにコミカルなエピソードを挟みつつ、物語は最後にドーリとオロンテの再会で結ばれます。
この歌劇は1657年にチェスティが奉職していたインスブルックの宮廷で初演された後、イタリアではメディチ家の結婚式の祝祭のために上演されたほか、各地で次々と上演され高い人気を誇りました。
この映像は2019年、チェスティの没後350年を記念して、作曲家所縁の地インスブルックでの上演記録です。高度な技巧を駆使したソリストたちの軽やかな歌を始め、17世紀作品の演奏で定評のあるダントーネと、アカデミア・ビザンチナのアンサンブルが、時の流れの中で遠景に退いていた名作を現代に生き生きとよみがえらせています。
(ナクソス・ジャパン)
【演目】
アントニオ・チェスティ(1623-1669):歌劇《ラ・ドーリ》
ジョヴァンニ・フィリッポ・アポローニ:台本
【出演】
ドーリ…フランチェスカ・アスチオーティ(メゾ・ソプラノ)
オロンテ…ルペルト・エンティクナツプ(カウンターテナー)
アルタセルセ…フェデリコ・サッキ(バス)
アルシノーエ…フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ(ソプラノ)
トロメオ…エメケ・バラート(ソプラノ)
アルセーテ…ブラッドリー・スミス(テノール)
エラスト…ピエトロ・ディ・ビアンコ(バス・バリトン)
ディルチェ…アルベルト・アレグレッツァ(テノール)
ゴロー…ロッコ・カヴァルッツィ(バス)
バゴア…コンスタンティン・デッリ(カウンターテナー)
オッタヴィオ・ダントーネ(指揮)
アカデミア・ビザンチナ
ステファノ・ヴィツィオーリ(演出)
エマヌエーレ・シニーシ(装置)
アンナ・マリア・ハインライヒ(衣装)
ラルフ・コップ(照明)
ピエルルイージ・バネッリ(振付)
カレン・ハチャトゥリアン(映像ディレクター)
【収録】
2019年8月21,24,26日
インスブルック古楽音楽祭
収録時間:164分
イタリア語歌唱
字幕:日本語・英語・イタリア語・ドイツ語・韓国語
映像:
16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
1080i High Definition(Blu-ray)
音声:LPCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
収録時間:164分
イタリア語歌唱
字幕:日本語・英語・イタリア語・ドイツ語・韓国語
映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
音声:LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年10月14日 00:00