ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.82~ステファン・エルマス:ピアノ協奏曲集
Hyperionの人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」の第82巻!19世紀後半アルメニアのコンポーザー=ピアニスト、ステファン・エルマスのピアノ協奏曲!
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘・蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。
第82巻は、19世紀後半から20世紀前半に活動したアルメニアのコンポーザー=ピアニスト、ステファン・エルマスのピアノ協奏曲。ステファン・エルマス(1862-1937)はオスマン帝国スミュルナ(現在のイズミル)の裕福な家庭の下に生まれ、13歳でリストのすべての作品を演奏するなど神童として育ちました。17歳で憧れのリストにも出会い、リストの薦めでウィーン国立音楽大学へ留学。1885年にはウィーンでデビューし、その後フランス、イギリス、ドイツ、オーストリア、イタリアなどで演奏旅行を行うコンサート・ピアニストとして活躍。旅行中にアントン・ルビンシテインやジュール・マスネらとも親交を深め、1912年以降はスイスのジュネーヴに永住し、演奏、作曲とともに教師としても活動しました。
1988年にはアルメニアの作曲家の遺産を世界に広めるため、ステファン・エルマス財団が設立され、エルマスの作品も再評価が進められています。
このアルバムでは、エルマスが書いた3つのピアノ協奏曲のうち、どちらも1880年代に書かれた第1番(1882)と第2番(1887)の2曲を収録。新しい世紀になってもロマン派のスタイルを保ち、優雅で上質なサロン音楽を生み出してきたエルマスの、勇壮でロマンティックなピアノ協奏曲をどうぞ。
(東京エムプラス)
『ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.82 ~ ステファン・エルマス:ピアノ協奏曲集』
【曲目】
ステファン・エルマス(1862-1937):
ピアノ協奏曲第1番 ト短調
ピアノ協奏曲第2番 ニ短調
【演奏】
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
タスマニア交響楽団
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年10月21日 00:00