メゾ・ソプラノ、エヴァ・ザイシクとジュスタン・テイラー率いるル・コンソートによるヘンデル!『王のヘンデル』~ロンドン1720年代のヘンデル・アリア集
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
快進撃続く古楽シーン最前線の名歌手ザイシク、満を持してヘンデル作品集へ
すでにAlphaで数々の注目盤を連発してきた、フランス新世代のチェンバロ奏者ジュスタン・テイラーを中心とする少数精鋭楽団ル・コンソート。
2019年にはフランス・バロックへの圧倒的適性を示すカンタータ集で批評誌からも高い評価を得ましたが、そのときソロで参加していたエヴァ・ザイシクとの新しいアルバムはバロック王道中の王道、ヘンデル躍進期のオペラ・アリア集!
ザイシクは2010年までパリのノートルダム大聖堂聖歌隊にいた若手ですが、その後はパリ音楽院在学中から数々のバロックオペラ公演に登場、ル・ポエム・アルモニークやレザール・フロリサンなど最前線のフランス古楽グループのオペラ公演で注目を浴び続け、2018年に音楽院の専門コースを卒業するまでにはすっかりバロックオペラの新鋭として名を知られる存在になっていました。
このアルバムではヘンデルがロンドン楽壇で最も注目を浴びた1720年代、王室歌劇場で披露された傑作群からのナンバーを集め、今回が初録音となる仇敵アリオスティやボノンチーニらロンドンのイタリア人たちのアリアも併録。
起伏に富んだ一本筋ある選曲に、ル・コンソートの引き締まった編成による血脈の通ったアンサンブルが、音楽をいっそう精彩あふれるものにしています。
(ナクソス・ジャパン)
『王のヘンデル』~ロンドン1720年代のヘンデル・アリア集
【曲目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
1. グイードのアリア「わたしは罠を砕き、矢をことごとく折る」-《ランゴバルド族の王フラヴィオ》HWV 16(1723)より
アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
2. ヴェトゥリアのアリア「聖なる神々よご加護を」-《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》(1723)より
ヘンデル:
3. アルチェステのアリア「嫉妬に容赦せず、おおアレットよ」-《テッサリアの王アドメート》HWV 22(1727)より
4-5. シローエのレチタティーヴォとアリア「ああ疲れた-わたしは死ななくてはならないのか」-《ペルシアの王シローエ》HWV 24(1728)より
6-7. トローメオのレチタティーヴォとアリア「人でなしの兄弟-苦々しい雫が」-《エジプトの王トローメオ》HWV 25(1728)より
8. エルミーラのアリア「しかしわたしはまもなく、その星々が沈むのを見るだろう」-《フロリダンテ》HWV 14(1721)より
9. セストのアリア「あの暴君は、息をするのも」-《エジプトの王ジューリオ・チェーザレ》HWV 17(1724)より
10. マティルダのアリア「ああ、あなたは知らないのですね」-《ジェルマニアの王オットーネ》HWV 15(1723)より
アリオスティ:
11. ヴェトゥリアのアリア「実に喜ばしいことね」-《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》(1723)より
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
12. アムリオのアリア「責め苦と殺戮と、激怒と死が」-《クリスポ》(1721)より
ヘンデル:
13. ラダミストのアリア「いとしき妻の亡霊よ」-《ラダミスト》HWV 12(1720)より
14. リッカルドのアリア「おそろしい嵐に翻弄されて」-《英国の王リッカルド1世》HWV 23(1724)より
※2, 11, 12…世界初録音
【演奏】
エヴァ・ザイシク(メゾ・ソプラノ)
ル・コンソート(古楽器使用)
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)
【録音】
2020年6月、パリ聖霊教会
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年12月03日 00:00