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ウィリアム・クリスティ&ジュスタン・テイラー『Conversation~対話』~豪華2台チェンバロ・アルバム!

『Conversation~対話』

ウィリアム・クリスティ&ジュスタン・テイラー
フランスの巨匠と俊英奏者による
豪華2台チェンバロ・アルバム!

フランス・チェンバロ界の異端児、ガスパール・ル・ルーの作品を、クリスティとジュスタン・テイラーという、フランス古楽界の巨匠と気鋭の奏者による注目の顔合わせで演奏した1枚。

ル・ルーは、ルイ14 世の治世末期に独自の創意と豊かな音楽を作曲しました。ル・ルーの作品は、クープラン・ファミリーの影響をあまり感じさせません。その楽譜は、通常のチェンバロ独奏パートの譜面の下に、2 つの旋律とバスの楽譜も併せて掲載されており、トリオ・ソナタとしても、チェンバロ2 名(2 台)でも演奏できることが示唆されているという大変ユニークなもの。組曲の中の小さな舞曲でも、フランス・バロックの小編成の作品の魅力である「親密さ」はあまり感じられず、むしろ彼がシンフォニストであり、非常に豊かなハーモニーを求めていたことが感じられます。クリスティとテイラーは、お互いの見事なセンスとひらめきで、ル・ルーの作品の世界の魅力を存分に響き渡らせています。

リュリ、マレ、フランソワ・クープランの作品では、フランス・バロックの魅力を堪能でき、同時に、ル・ルーの特徴とも対照的で、非常に変化に富んだ1枚となっています。
(キングインターナショナル)

『Conversation~対話』
【曲目】
1. ガスパール・ル・ルー(1660 頃~1707 頃):2 つのチェンバロのための組曲第1 番 ニ短調
2. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):トルコの儀式のための行進曲(町人貴族より)*
3. ガスパール・ル・ルー:2 つのチェンバロのための組曲第2 番 ニ長調
4. ジャン=バティスト・リュリ:パッサカーユ(アルミードより)**
5. F.クープラン:メヌトー嬢(クラヴサン曲集第2 巻、第7 組曲 ト調より)
6. ガスパール・ル・ルー:2 つのチェンバロのための組曲第3 番 イ短調
7. ガスパール・ル・ルー:2 つのチェンバロのための組曲第6 番嬰へ短調
8. マラン・マレ(1656-1728):人間の声(ヴィオール曲集第2 巻 組曲第3 番 ニ長調より)*
9. ガスパール・ル・ルー:ジーグ ト長調
10. ガスパール・ル・ルー:2 つのチェンバロのための組曲第5 番 ヘ長調

*=クリスティとテイラーによる2 台チェンバロ編曲版
**=ダングルベールによる2 台チェンバロ編曲版

【演奏】
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ/リヨン、17世紀後半、作者不明、2000-2004にかけてロラン・スーマニャックによって修復)

ジュスタン・テイラー(チェンバロ/1624年製ルッカース・モデル、ウィリアム・F/モートン(1991年、パリ))

【録音】
2023年6月、サン=マルタン=ラール教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年05月30日 00:00