『ジリアン・ウィーア/セレブレーション』世界的オルガニスト80歳記念22枚組BOX!
自選の初出BBC放送音源10枚分を含む!
世界的女性オルガニスト、祝80歳記念CD22枚組BOX
「ウィーアは、ヴァイオリンのハイフェッツ、チェロのカザルスに匹敵するオルガンの異才である」とイギリスの著名なブロードキャスター、ジョン・エイミスは語りました。女性オルガニストの第一人者ジリアン・ウィーアの80歳の誕生日(2021年1月17日)に合わせ、50年近くにわたるその輝かしい活躍の軌跡がCD22枚組BOXにまとめられて発売されます。収録されているのはArgoレーベルに行われた全録音、その他のレーベルから選ばれた録音、そして注目すべきはウィーア本人によって選ばれたCD10枚ものBBC放送の未発表録音です。最初のCD12枚がスタジオ録音集、後の10枚が未発表のBBC放送録音集となっています。その幅広いレパートリーの中には、セザール・フランクの全オルガン作品、1979年録音当時のオリヴィエ・メシアンの全作品が含まれています。
ジリアン・ウィーアは1941年にニュージーランドで生まれた女性オルガニスト。1964年、まだ王立音楽大学の2年生でありながら権威あるセント・オールバンズ国際オルガン・フェスティヴァルに参加しました。最終曲として演奏したのはオリヴィエ・メシアンの代表作でしたが、この時この将来性のある作曲家はフランス以外ではまだあまり知られていませんでした。その音楽のドラマ性、感動的な演奏は聴衆と審査員の国際的専門家たちに衝撃を与えました。そしてウィーアは優勝し、世界的に知られる演奏家となり、コンサート・オルガニストとしての音楽性、ヴィルトゥオジティと知性が高く評価されました。その国際的な演奏家としての名声は多くの賞や表彰からも明らかで、12以上の名誉学位、1989年の大英帝国勲章(CBE)、そして1996年の新年の叙勲では音楽への際立った貢献からDBEを授与されました。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
[スタジオ録音集]
《CD 1》
ニコラウス・ブルーンス:
1) 前奏曲ト長調
2) 大前奏曲ホ短調
3) 小前奏曲ホ短調
4) 幻想曲『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』
5) ザムエル・シャイト:パッサメッツォSSWV107
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ケンブリッジ、クレア・カレッジのオルガン)
[録音]
1974年3月 ケンブリッジ
《CD 2》
ジャン=フランソワ・ダンドリュー:オルガン作品集第1巻より
1) 組曲イ短調
2) マニフィカト(組曲イ短調)
3) 組曲ト短調
4) マニフィカト(組曲ト短調)
[演奏]
ジリアン・ウィーア(バーゼル、聖レオナルド教会のオルガン[1, 2]
ティオンヴィル、聖マクシミン教会の大オルガン[3, 4])
[録音]
1973年8月 バーゼル、スイス
1974年10月 ティオンヴィル、フランス
《CD 3》
ルイ・マルシャン:オルガン曲集
1) 第1巻(抜粋)
2) 第3巻(抜粋)
3) 第4巻
4) 第5巻
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ティオンヴィル、聖マクシミン教会の大オルガン)
[録音]
1974年10月 ティオンヴィル、フランス
《CD 4》
J.S.バッハ:
1) トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
2) 幻想曲ト長調BWV572
3) トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV525
4) パッサカリア ハ短調BWV582
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ロッテルダム、ラウレンス教会のオルガン)
[録音]
1974年10月&11月 ロッテルダム
《CD 5》
クープラン:教区のためのミサ曲
[演奏]
ジリアン・ウィーア(チューリヒ、プレディガー教会のオルガン)
[録音]
1972年8月 チューリヒ
《CD 6》
1) クープラン:修道院のためのミサ曲
ルイ=ニコラ・クレランボー:
2) 第1旋法による組曲(ト短調)
3) 第2旋法による組曲(ニ短調)
[演奏]
ジリアン・ウィーア(チューリヒ、プレディガー教会のオルガン[1]
バーゼル、聖レオナルド教会のオルガン[2, 3])
[録音]
1972年8月 チューリヒ(1)
1973年8月 バーゼル、スイス(2, 3)
《CD 7》
フランソワ・ロベルデ:オルガンのためのフーガとカプリス
[演奏]
ジリアン・ウィーア(バーゼル、聖レオナルド教会のオルガン)
[録音]
1973年8月 バーゼル、スイス
《CD 8》
チャールズ・カミレーリ:世界のミサ
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールのオルガン)
[録音]
1974年 ロンドン
《CD 9》
1) シャルル=マリー・ヴィドール:交響曲第6番Op.42 No.2よりアレグロ
2) ルイ・ヴィエルヌ:幻想的小品集より即興曲
ジョン・ブル:
3) Dr. Bull's My Selfe
4) Dr. Bull's Jewell
5) ニコラ・ド・グリニー:オルガン曲集第1巻より「Recit de Tirce en Taille」
6) アンリ・ミュレ:『ビザンティンのスケッチ』より「Tu es Petra」
7) ルイ=クロード・ダカン:ノエル第12番「スイスのノエル」
8) マルセル・デュプレ:ブルトンヌ組曲Op.21より第2曲:糸を紡ぐ女
9) ジャン・ラングレー:小組曲より第4曲:Dialogue sur les mixtures
10) トマス・トムキンズ:ウスターのどんちゃん騒ぎ
11) ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:わが青春はすでに過ぎ去り
12) テオドール・デュボワ:12の新しい小品よりトッカータ ト短調
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ノーサンバーランド、ヘクサム修道院のオルガン)
[録音]
1975年9月 ノーサンバーランド、イギリス
《CD 10》
メンデルスゾーン:
1) わが祈りを聞きたまえ
2) モテットOp.39 No.1「主よ、来たれ」
3) アヴェ・マリアOp.23 No.2
コダーイ:
4) ジュネーヴ詩篇第114篇
5) オルガン讃歌
[演奏]
フェリシティ・パーマー(ソプラノ)(1)
ジョン・エルウィス(テノール)(3)
ハインリヒ・シュッツ合唱団(1-3)
ブライトン・フェスティヴァル合唱団(4, 5)
ジリアン・ウィーア(オルガン)
ロジャー・ノリントン(1-3)
ラースロー・ヘルタイ(4, 5)(指揮)
[録音]
1972年2月 ロンドン(1-3)
1977年11月 ギルフォード、イギリス(4, 5)
《CD 11》
メシアン:
1) 天上の宴
2) 栄光の御体
3) 永遠の教会の出現
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールのオルガン)
[録音]
1966年10月 ロンドン
《CD 12》
メシアン:
1) 献堂式のための唱句
2) キリストの昇天(抜粋)
3) マルセル・デュプレ:古いノエルによる変奏曲Op.20
4) サン=サーンス:幻想曲第1番変ホ長調
5) ルイ・ヴィエルヌ:3つの幻想曲
6) シャルパンティエ:天使のトランペット
7) マルセル・デュプレ:オルガン交響曲第2番Op.26
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールのオルガン[1, 2]
マンチェスター、王立ノーザン音楽大学のラデツキー・オルガン[3-7])
[録音]
1966年10月 ロンドン(1, 2)
1976年11月 マンチェスター(3-7)
[BBC放送録音集]
《CD 13》
1) ルイ・ヴィエルヌ:幻想的小品集より第4曲:Naiades
2) メシアン:『栄光の御体』より「Combat de la Mort et de la Vie」
3) ウィリアム・マサイアス:讃歌の旋律による変奏曲Op.20
4) ディートリヒ・ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調BuxWV156
5) ジローラモ・フレスコバルディ:バレットという名のアリア
6) ルイージ・ロッシ:トッカータ第7番
7) アルトゥール・オネゲル:フーガ
8) アントン・ハイラー:組曲『キリストの御聖体の祝日』
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ハートフォードシャー、セント・オールバンズ大聖堂のオルガン[1-3]
ケンブリッジ、クレア・カレッジのオルガン[4-8])
[録音]
1964年7月 ハートフォードシャー、イギリス(ライヴ)(1-3)
1996年8月 ケンブリッジ(ライヴ)(4-8)
《CD 14》
[オルガン舞曲集]
1) アントニオ・ヴァレンテ:Lo ballo dell' Intorcia
2) フランク:コラール第2番
3) アントン・ハイラー:舞曲-トッカータ
4) ペトル・エベン:『ファウスト』より「ヴァルプルギスの夜」
5) ジャン・アラン:3つの舞曲
6) メシアン:『キリストの昇天』より「Transports de joie」
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールのオルガン)
[録音]
1987年7月 ロンドン(ライヴ)
《CD 15》
1) マルセル・デュプレ:『パッション・シンフォニー』Op.23より「Le Monde dans l'attente du Sauveur」
2) ジャン・アラン:間奏曲
3) シャルル・トゥルヌミール:復活のいけにえによるコラール・パラフレーズ(デュリュフレ編)
4) ジャン・アラン:2つの幻想曲
5) ジャン・ラングレー:聖なる日のための祈り
6) モーリス・デュリュフレ:公現祭の入祭唱による前奏曲
7) レオン・ボエルマン:Versets sur 'Adoro Te'
ジャンヌ・ドゥメッシュー:
8) 2つのコラール前奏曲Op.8
9) テ・デウムOp.11
[演奏]
ジリアン・ウィーア(バーミンガム・オラトリオ会のオルガン[1-3]
ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールのオルガン[4]
デンマーク、オーフス大聖堂のオルガン)
[録音]
1998年12月 バーミンガム、イギリス(ライヴ)(1-3)
1990年12月 ロンドン(ライヴ)(4)
1994年 オーフス、デンマーク(ライヴ)(5-9)
《CD 16》
フランク:
1) コラール第1番ホ長調
2)『3つの小品』より「カンタービレ」
3)『6つの小品』より大交響的作品
4)『3つの作品』より「ファンタジー」イ長調
5)『6つの小品』より前奏曲、フーガと変奏曲Op.18、6)『3つの小品』より「英雄的小品」
[演奏]
ジリアン・ウィーア(トゥールーズ、サンセルナン聖堂のオルガン)
[録音]
1984年2月 トゥールーズ(ライヴ)
《CD 17》
フランク:
1) コラール第2番ロ短調
2)『6つの小品』より「パストラル」Op.19、3)『6つの小品』より「祈り」Op.20
4) コラール第3番イ短調
5)『6つの小品』より「ファンタジー」ハ長調Op.16
6) アンダンティーノ ト短調
7)『6つの小品』より「フィナーレ」Op.21
[演奏]
ジリアン・ウィーア(トゥールーズ、サンセルナン聖堂のオルガン)
[録音]
1984年2月 トゥールーズ(ライヴ)
《CD 18》
メシアン:
1) 天上の宴
2) 二枚折絵
3) 永遠の教会の出現
4) キリストの昇天
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ワシントンD.C.、無原罪の御宿りの聖母教会のオルガン)
[録音]
1979年 ワシントンD.C.(ライヴ)
《CD 19》
メシアン:主の降誕
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ワシントンD.C.、無原罪の御宿りの聖母教会のオルガン)
[録音]
1979年 ワシントンD.C.(ライヴ)
《CD 20》
メシアン:栄光の御体
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ワシントンD.C.、無原罪の御宿りの聖母教会のオルガン)
[録音]
1979年 ワシントンD.C.(ライヴ)
《CD 21》
メシアン:
1) 聖霊降臨祭のミサ
2) 献堂式のための唱句
3) オルガンの書
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ワシントンD.C.、無原罪の御宿りの聖母教会のオルガン)
[録音]
1979年 ワシントンD.C.(ライヴ)
《CD 22》
メシアン:聖三位一体の神秘の瞑想
[演奏]
ジリアン・ウィーア(ワシントンD.C.、無原罪の御宿りの聖母教会のオルガン)
[録音]
1979年 ワシントンD.C.(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2020年12月10日 12:00