一部世界初録音!ペレッジ&サンパウロ交響合唱団~ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集
クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目!
ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数多くの合唱作品があります。
このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい“ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版”を収録。
これらは主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir of the Orfeao dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933年から1935年の間に初演されています。
原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シューマン、ショパンなどの良く知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。
すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカリーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれています。
(ナクソス・ジャパン)
『ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集』
【曲目】
1. メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集 第2巻 Op.30-第3曲 ホ長調(1932)
2-3. J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - 前奏曲とフーガ第8番 変ホ短調/嬰ニ短調 BWV853(1938)
4. シューマン(1810-1856):トロイメライ(1933)
5. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - フーガ第1番 ハ長調 BWV846(1932)
6. シューベルト(1797-1828):セレナード(1933)
7. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - フーガ第21番 変ロ長調 BWV866(1932)
8. ショパン(1810-1849):ワルツ 第7番 嬰ハ短調(1932)
9. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - 前奏曲第22番 変ロ短調 BWV867(1932)
10. ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」(1934)
11. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第2巻-前奏曲第14番 嬰ヘ短調 BWV883(1937)
12. マスネ(1842-1912):エレジー(1932)
13. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第2巻-フーガ第5番 ニ長調 BWV874(1932)
14. ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」 Op.13 - 第2楽章 アダージョ・カンタービレ(1932)
15. ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ第9番(1945)(合唱版)
※2-3.15を除き、全て世界初録音
1-14…H.ヴィラ=ロボスによる合唱編…()内は編曲年
[歌詞]
6…Ludwig Rellstab原詩(Arthur Nestrovskiによるブラジル語翻訳)
12…Louis Gallet詩
他は歌詞無し(ヴォカリーズ)
【演奏】
ヴァレンティナ・ペレッジ(指揮)
サンパウロ交響合唱団
【収録】
2019年8月5日…1-3
2019年8月6日…5,7,9,12
2019年8月8日…4,6,11,13
2019年8月9日…8,10,14
2019年8月10日…15
Sala Sao Paulo, Brazil
[国内仕様盤にはピアニスト・日本ヴィラ=ロボス協会副会長 清水 安紀氏(監修:日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介氏)の解説・歌詞日本語訳が付属します。]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年12月18日 00:00