孤高のピアニストの貴重なライヴ『セルジオ・フィオレンティーノ~ライヴ・イン・ジャーマニー1993』(2枚組)
孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ。
激賞された1993年のドイツ・ライヴが復活!
半世紀に渡るキャリアを持ちながらも、コンサートピアニストとしての活動は限定的だったこともあり、知る人ぞ知る存在だった孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ(1927-1998)。
故郷のナポリでピアノを学んだ後、1953年にカーネギーホールデビューを飾り、これから華々しいキャリアを築いていくと思われた矢先、翌年の1954年に遭遇した飛行機事故の影響により演奏家として活動を縮小し、舞台から姿を消して教師へと転身。
50年代に一時的に演奏活動に復帰するも再び第一線から退いていたフィオレンティーノが、本格的にステージへと戻ってきたのがこの「ライヴ・イン・ジャーマニー1993」に収録されているドイツでのコンサートでした。
ミケランジェリからも激賞されたという逸話が残るフィオレンティーノが1993年にドイツで遺したこのライヴ録音は、数多くの評論家、批評家たちを驚かせた重要な記録です。
(東京エムプラス)
【曲目】
[CD1]
・J.S.バッハ(ブゾーニ、フィオレンティーノ編):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532
(録音:1993年1月14日、ミュンスター)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
(録音:1993年12月11日、ヴァールシュタイン)
・スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ短調 Op.30
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
[CD2]
・シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
(録音:1993年12月12日、パーダーボルン)
・グノー(リスト編):グノーの《ファウスト》からのワルツ S.407
(録音:1993年12月12日、、パーダーボルン)
・シュトラウス2世(タウジヒ編):ワルツ《人はただ一度生きる》
(録音:1993年12月10日、ミュンスター)
・シュトラウス2世(ゴドフスキー編):喜歌劇《こうもり》による交響的変容
(録音:1993年12月10日、ミュンスター)
・ショパン:ワルツ第1番変ホ長調 Op.18《華麗なる大円舞曲》
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・チャイコフスキー(フィオレンティーノ編):ワルツ変イ長調 Op.40-8
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ブラームス(フィオレンティーノ編):ワルツ集《愛の歌》Op.52-1, Op.52-6
(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
【演奏】
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
【録音】(ライヴ)
1993年、ドイツ
リマスタリング:ブライアン・クランプ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月06日 00:00