Go Ahead and Die(ゴー・アヘッド・アンド・ダイ)|マックス・カヴァレラが息子イゴール・アマデウス・カヴァレラとタッグを組んだ新バンド登場
ゴー・アヘッド・アンド・ダイは、あのマックス・カヴァレラ(元セパルトゥラ、ソウルフライ等)とその息子、イゴール・アマデウス・カヴァレラが結成した新バンド。それだけでもエクストリーム・メタル・ファンは興奮を隠せないだろうが、そのデビュー・アルバムは「初期ケルティック・フロストやパンクから大きな影響を受けたデス・メタルとスラッシュ・メタルのミックス」だというのだから、これがヤバい作品に仕上がっていないはずがない!
マックスは本作について、「オールドスクールのメタルを新解釈した唯一無二の親子コラボレーションだ」と言っているが、そのサウンドはとにかく強烈。プリミティヴなリフワークはもちろん、ヴォーカルにも露骨にケルティック・フロストを感じさせる、オールドスクール好きにとって最高のプレゼントと言える仕上がりになっている。ブラストビートによる味付けも絶妙。80年代のトム・G・ウォリアーが21世紀にタイムスリップしてきたら、こんなアルバムを作ったのではないだろうか。マックスにとっては自身のルーツの振り返りということで、そのサウンドは非常にリアル。ブラック/デス・メタル・バンド、ブラック・カースやドゥーム・メタル・バンド、ケミスのメンバーであるザック・コールマンによるドラミングも80年代のツボを抑えたパワフルなものであり、実に素晴らしい。
セパルトゥラ、ソウルフライ、ケルティック・フロストのファンはもちろん、80年代好きにとって、ゴー・アヘッド・アンド・ダイはドストライク間違いなし。最高のオールドスクールへのトリビュートだ。
国内盤CD
日本語解説書封入/歌詞対訳付き
輸入盤CD
輸入盤LP
【収録曲】
01. トラックロード・フル・オブ・ボディーズ
02. トクシック・フリーダム
03. アイス・ケイジ
04. アイソレイテッド / ディソレイテッド
05. プロフェッツ・プレイ
06. パニッシャー
07. エル・クコ
08. G.A.A.D
09. ワース・レス・ザン・ピス
10. (イン・ザ) スローターライン
11. ロードキル
【メンバー】
マックス・カヴァレラ(ギター、ヴォーカル)
イゴール・アマデウス・カヴァレラ(ベース、ギター、ヴォーカル)
ザック・コールマン(ドラムス)
photo by Jim Louvau