ミヒャエル・プレトリウス生誕450年&没後400年記念リリース!カペラ・デ・ラ・トーレ~『プレトリウス・ダンス』
ミヒャエル・プレトリウス生誕450年アニヴァーサリー&没後400年メモリアル・リリース。当時のベストヒット・ダンスが収録された「テルプシコール」を、独自の管楽器アンサンブルで演奏したニューサウンド。
カペラ・デ・ラ・トーレは、中世~ルネッサンス音楽を専門とするドイツのルネッサンス楽器管楽アンサンブル。2005年にミュンヘン生まれのショーム奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(=塔の上から)」をかけて命名されました。実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ており、オーパス・クラシック、エコー・クラシック賞を受賞しています。
最新アルバムは17世紀の最も重要な作曲家ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)に焦点を当てたもの。
プレトリウスは、ドイツ初期バロック音楽界の最大の理論家兼作曲家であり、世界初の音楽辞典とも言われる『音楽大全(シンタグマ・ムジクム)』を著わしたことでも有名です。その生涯に、1000曲以上のプロテスタント(ルター派教会)のためのモテットやコラールや賛美歌など、主に教会音楽を作曲しました。それと同時に器楽の発展にも寄与。
ヴォルフェンビュッテルで出版された312の舞曲のコレクション《テルプシコール》はそれを代表するものであり、当時流行していた各国由来の舞曲を4~5声の様々な器楽合奏に編曲した曲集です。出版は1612年。ちなみにタイトルとなっている「テルプシコール」は、ギリシャ神話の9人のムーサのうち、合唱と舞踊を司る者のこと。
ミヒャエル・プレトリウス生誕450年、没後400年を記念し、「テルプシコール」の中からブランル、クーラント、バレエ、パバン、ガイヤルドなど14曲をセレクトし、ルネッサンス時代の管楽器とリュートを新しく組み合わせて演奏しています。プレトリウスの作品に加えて、クロード・ル・ジュヌ、トワノ・アルボ、アドリアン・ル・ロワ、クレマン・ジャヌカンなどによる楽しいダンス作品もアルバムも収録され、カラフルで非常に現代的なパフォーマンスが、ルネサンス時代のエモーションを現代に伝えています。
(ソニーミュージック)
『プレトリウス・ダンス』
【曲目】
1. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~バレエ TMA 268
2. ピエール・ゲドロン:踊りのステップを教わりたいなら
3. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~新しいシンプル・ブランルTMA 2
4. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ポワトゥのブランル・ドゥブル TMA 9
5. トラディショナル:ラ・ボンヌ・ヌーベル
6. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~燭台のブランル TMA 15
7. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ブーレ TMA 32
8. クロード・ル・ジュヌ:優しい恋人が
9. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~スペインのパヴァーヌ TMA 30
10. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~アマゾンのバレエ TMA 270
11. トワノ・アルボ:私を虜にする美しい人
12. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ガイヤルド TMA 287
13. ジャン・シェルダヴォワーヌ:『最も美しく優れた曲のコレクション』~若い娘
14. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~水夫のバレエ TMA 280
15. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~パッサメッツォ TMA 283
16. アドリアン・ル・ロワ:好き嫌いどちらでも何も言わない
17. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~雄鳥のバレエ TMA 254
18. クレマン・ジャヌカン:『4声の新しいシャンソン』第8巻~その昔、娘っこが
19. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ヴォルト TMA 201
20. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ヴォルト TMA 210
21. ミヒャエル・プレトリウス:『テルプシコーレ舞曲集』~ガヴォット
【演奏】
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネッサンス管楽器アンサンブル)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年05月11日 00:00