DJ Food(DJフード)|2000年の名盤『Kaleidoscope』発売20周年記念となる再発盤が4枚組LPでリリース
DJ Foodによる2000年の名盤『Kaleidoscope』20周年記念となる再発盤が4枚組LPでリリース!!
〈Ninja Tune〉創設者コールドカットによって考案されたDJ Foodプロジェクトからリリースされた2000年リリースの名盤『Kaleidoscope』。当時メンバーだった、ストリクトリー・ケヴことケヴィン・フォークスとPCことパトリック・カーペンターによってプロデュースされた今作は、DJネタを提供するというDJ Foodのもともとのコンセプトとは一線を画し、ビート・ミュージックの未来を予見したかのような完璧な作品だった。リリースから20年、ケヴとPCは『Kaleidoscope』の20周年を記念し、過去のアーカイブからオリジナルのレコーディング・セッションの資料から、別バージョンや別ミックス、未発表のアイデアを発掘し、それらを一つミックス音源にまとめ、改良を加えて『Kaleidoscope Companion』として作品化、オリジナル・アルバムと一緒に4枚組LPとしてリリースすることが決定した。
冒頭の「The Ents Go To War」は、陰鬱なアレンジと重厚なドラムが、「 Skylark」ではベースラインとスネアの間で繰り広げられる催眠術のようなダンスが、「Zoom Zoom」では気まぐれなパーカッションと空気のようなシンセサイザーが印象的だ。他にも「Kaleidoscope Companion」には、ファンならビビッと来る瞬間が満載。ビッグバンド・ミーツ・イージーリスニングな「Hip Operation」は、Sukiaの「Feelin' Free」リミックスの最初のバージョンに再利用されており、「A Strange Walk」は、コンピレーション作品『Xen Cuts』に収録されたリミックスの未発表バージョン。「Stealth」は、同じく『Xen Cuts』に収録された「The Ageing Young Rebel」のGentle Cruelty Remixの別バージョン。
DJ Foodの代表曲の別バージョン「The Crow (Slow)」は、メロディックなテーマを伸ばし、落ち着いたサウンドスケープへと展開し、最終的には別のダブバージョンへと溶け込んでいく。13分という長さの「Quadraplex (A Trip To The Galactic Centre)」は、別の合成トラックの様々なテイクをつなぎ合わせて作られている。『Kaleidoscope Companion』を締めくくる「Boo Hoo」は「The Sky At Night」の初期の短いバージョンで、アルバムの映画的なムードを伝えている。
これは新しいDJ Foodのアルバムではなく、当時生まれることのなかったアルバムなんだ。別の現実では、これらの楽曲が『Kaleidoscope』に収録されてたかもしれないが、20年経った今、オリジナル・アルバムに付随するものとしてリリースされる。 - ストリクトリー・ケヴ
TRACKLISTING: (Kaleidoscope ) A1.Full Bleed (featuring Bundy K Brown) A2.Cookin' A3.Break A4.The Riff B1.The Ageing Young Rebel (featuring Ken Nordine) B2.The Crow C1.Nocturne (sleep dyad 1) C2.Nevermore (sleep dyad 2) D1.The Sky At Night D2. ...You D3.Minitoka
(Kaleidoscope Companion): A1.The Ents Go To War A2.Protoype I & II A3.The Crow (Slow) B1.A Strange Walk B2.Hip Operation B3.Skylark B4.Zoom Zoom C1.Quadraplex (A Trip to the Galactic Centre) C2.See Saw D1.Stealth D2.The Rook + Type 3 D3.Boohoo