アストリグ・シラノシアン、ナビル・シェハタによるサン=サーンス:チェロ協奏曲第1番、交響曲第1番、バッカナール
熱演!アストリグ・シラノシアン、ナビル・シェハタによるサン=サーンス
ベルリン・フィルの首席を務めたコントラバス奏者でもあるナビル・シェハタによるタクトと、彼が2006年から首席指揮者を務める南ヴェストファーレン・フィルハーモニー管弦楽団によるサン=サーンス。チェロ協奏曲でソロをとるのはラ・フォル・ジュルネでの来日で日本でも人気のチェリスト、アストリグ・シラノシアンで、その艶やかな音色と隅々にまで行きわたる豊かな歌心で、壮年期のサン=サーンスらしい東洋趣味も感じさせるこの作品の魅力を最大限引き出しています。続く交響曲第1番は作曲者18歳の作品で、早熟を感じさせる巧みなオーケストレーションと若さ漲る爽快な曲想が特徴ですが、シェハタはこれを瑞々しく、また力強く歌い上げました。最後を飾る「バッカナール」の熱いクライマックスも実に見事。聴き応えたっぷりのアルバムです。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
1-3. チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op. 33
1. I. ALLEGRO NON TROPPO
2. II. ALLEGRETTO CON MOTO
3. III. MOLTO ALLEGRO
4-7. 交響曲 第1番 変ホ長調 Op. 2
4. I. ADAGIO - ALLEGRO
5. II. MARCHE-SCHERZO: ALLEGRETTO SCHERZANDO
6. III. ADAGIO
7. IV. FINALE: ALLEGRO MAESTOSO
8. 歌劇《サムソンとデリラ》 Op. 47 より 「バッカナール」
【演奏】
アストリグ・シラノシアン(チェロ)…1-3
南ヴェストファーレン・フィルハーモニー管弦楽団
ナビル・シェハタ(指揮)
【録音】
2021年1月
レオンハルト=グレーザー=ザール、ジーゲン、ドイツ
日本語解説付
日本語解説…相場ひろ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年08月20日 12:00