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Creeper(クリーパー)|英国が誇るもっともスリリングなロック・バンド最新作『American Noir』

Creeper(クリーパー)『American Noir』

「このEPは、前作の制作中に書き上げていた曲で構成されている。豪華でもあり、悲劇でもあり…、前作の主人公であるロウ(Roe)の死後の日々を綴った物語となっているんだ。”Midnight”で幕を開けるこの作品では、今までやったことがないような方法で俺とハンナ(・グリーンウッド)の声が高められているよ」 ─ ウィル・グールド

イギリスはサウスハンプトンで生まれ、そのストーリー性の高いシアトリカルな世界観とエモーショナルで壮大な冒険的サウンドで熱狂的なファン層を獲得する、英国が誇るもっともスリリングなロック・アクト、クリーパー。デビュー前からKerrang!誌のBest British New ComerやMetal Hammer誌が主宰するGolden God AwardでBest New Bandを獲得するなどすさまじい注目を集めてきた彼らは、2017年にアルバム『ETERNITY, IN YOUR ARMS』でデビュー、全英ロック・チャート1位(全英アルバム・チャート18位)を記録し、続く2020年のセカンド・アルバムは全英アルバム・チャート5位を記録、その特異な存在感とドラマティックなロック・サウンドで世界中に「クリーパー・カルト」(熱狂的クリーパー・ファン)を増殖させ続けている、激注目のロック・アクトだ。

セカンド・アルバムとなる前作『SEX, DEATH AND THE INFINITE VOID』で、バンドのフロントマン、ウィル・グールドの実際の人生を反映させたかのような物語を綴った彼ら。主人公ロウと、ヒロインのアナベルによる世界の終末的ロマンスを、映画のように色鮮やかに、そしてドラマチックに描き切った前作は、Kerrang!誌から「尽きることのない情熱が注ぎ込まれた、色鮮やかで美しいカーニバルのようなサウンド…、まさに音楽の奇跡だ」と称されている。デヴィッド・ボウイやマーク・ボランといったグラム・ロックから、スエードやパルプ、オアシスといった英国ブリットポップ、そしてブルース・スプリングスティーンやロイ・オービソンの音楽性、その全てを独自に手法でまとめあげたそのサウンドは、まさに色鮮やかに輝きながら物語を語っていくのだ。

そして、2020年7月に発売された前作から1年の時を経た今、前作で語られた物語の後日談とも言うべき作品『AMERICAN NOIR』が届けられることとなった! 主人公ロイの死をうけ、ヒロインであるアナベルの悲しみや寂しさを綴ったこのアルバムは、ロイの魂の浄化を願う鎮魂曲のように鳴り響く、前作に続き素晴らしい世界観を描き切った作品だ。

今作の情報と合わせて公開された新曲「Midnight」では、先のウィルのコメントにもある通り、ヴェルヴェットな肌触りを持つウィルの低音ヴォーカルと傑出したハンナのヴォーカルによる見事なデュエットで、物語の登場人物に生命を吹き込んでいく。シネマティックなピアノの音色と最高潮に達するバンドの焼けつくようなロック・サウンドがたまらない高揚感を感じさせてくれるこの曲を始め、ハンナがセンター・ステージを支配するゴシック・ロマンスな「Ghosts Over Calvary」や、ポエティックな歌詞をポップ・カルチャーと融合させたかのような「America At Night」、シアトリカルな「One Of Us」、ジョン・カーペンター的な世界観を持つ「Frozen Night」は、見事なバラード「Damned and Doomed」など、更に進化し続けるクリーパー・サウンドがたっぷりと収録されている。

輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. Midnight Militia
02. Midnight
03. America At Night
04. Ghosts Over Calvary
05. The Drowning Room
06. One Of Us
07. Damned and Doomed
08. Frozen Night

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2021年10月05日 18:38