Rufus Wainwright(ルーファス・ウェインライト)|2017年にオランダで行われたストリングス・アンサンブル・コンサート『RUFUS WAINRIGHT & THE AMSTERDAM SINFONIETTA』が発売
シンガー・ソングライター、そしてパフォーマーとして円熟期を迎えたルーファス・ウェインライトとオランダ随一のストリングス・アンサンブル、アムステルダム・シンフォニエッタによる幸せなアーティスト性と音楽のマリアージュ。2017年にオランダで行われたルーファス・ウェインライトのストリングス・アンサンブル・コンサートが発売!
2017年1月、ルーファル・ウェインライトはストリング・アンサンブル、アムステルダム・シンフォニエッタとともにオランダを回るコンサート・ツアーを行った。10公演の演目をキュレートしたのはルーファス自身だったが、彼の音楽的インスピレーションを反映したそのレパートリーは、ヴェルディのアリアからレナード・コーエンにジョニ・ミッチェル、さらにラモーの曲からアメリカン・ソングブックからの曲、フランスのシャンソンから彼自身がこよなく愛するベルリオーズの楽曲、またルーファスの家族の楽曲に自分自身の曲まで多岐にわたっていた。その10公演の内5公演で収録されたライヴ音源が、アルバム『RUFUS WAINRIGHT & THE AMSTERDAM SINFONIETTA』として発売となる。
「これまでの人生のなかで最もチャレンジングで最も充実したショウの一つだった」この時のツアーについてルーファスは語る。「フレンチ・バロックからクラシックのアリア、そして現代の音楽まで、これほど沢山のスタイルや世界観を持った音楽を歌ったのは今回が初めてだった。キャンディーダ・トンプソンとアムステルダム・シンフォニエッタ無しでは実現不可能だったと思う。彼らの美しいストリングスの演奏に私は魅了され、高揚し、不安になることもなく、挑戦することができたんだ」
コンサートのハイライトの一つとも呼べるのが、9分近くにも亘る長編「I’m Going In」だろう。この曲は癌との闘病の末に37歳で亡くなったカナダのシンガー・ソングライター、Lhasa De Selaが自らの死について歌ったもの。これをルーファスは自分の声の持つ力を最大限引き出し、情感たっぷりのエモーショナルな歌唱で表現している。本作に収録されている楽曲はすべて今回のツアーの為、アムステルダム・シンフォニエッタのためにアレンジされたもの。アルバムのミックスを手掛けたのはグラミー賞受賞経験を持つRyan Freeland、そしてマスタリングはRuairi O’Flahertyが手掛けている。
輸入盤CD
輸入盤LP
■収録曲
01. How Deep Is the Ocean
02. Foolish Love
03. Excursion à Venise
04. Tristes Apprêts
05. Go Leave
06. Gay Messiah
07. Who by Fire
08. All I Want
09. Argentina
10. I’m Going In
11. L'île Inconnue
12. Arachne
13. Amsterdam
タグ : SSW シンガーソングライター
掲載: 2021年10月15日 14:17