Rufus Wainwright(ルーファス・ウェインライト)|ブランディ・カーライル、デヴィッド・バーン、ヴァンダイク・パークスら豪華ゲストとのコラボによる珠玉のコレクション『FOLKOCRACY』
数多くのアーティストやセレブたちからリスペクトを集める、人生そのものが音楽なシンガー・ソングライター、ルーファス・ウェインライト。一人のアーティストとして円熟期に入ったともいえる彼が豪華ゲストを迎え、古き良き伝承に新たな息吹を吹き込む。 ブランディ・カーライル、ジョン・レジェンド、デヴィッド・バーン、ヴァンダイク・パークスらとのコラボレーションをフィーチャーした綺羅星のごとく輝く珠玉のコレクション『FOLKOCRACY』登場。
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数多くのアーティストやセレブたちからリスペクトを集める、人生そのものが音楽なシンガー・ソングライター、ルーファス・ウェインライト。一人のアーティストとして円熟期に入ったともいえる彼が通算12作目のスタジオ・アルバムをリリースすることを発表した。昨年ハリウッド黄金期に一世を風靡した伝説=ジュディ・ガーランドを讃えるアルバム『RUFUS DOES JUDY AT CAPITOL STUDIOS』を発表した彼だが、今回リリースされる新作で彼が焦点を当てるのは、自身を構成する音楽的要素の一つでもあるフォーク・ミュージックだ。
フォーク・シンガー、ロードン・ウェインライト三世とシンガーソングライターである母親ケイト・マックギャリグルを両親に持つルーファス。その彼が友人たちを迎え、フォーク・ミュージックを彼らしい解釈で再構築したアルバム、それが本作『FOLKOCRACY』だ。6人編成のバンドとともに彼は、ジョン・レジェンド、デヴィッド・バーン、シェリル・クロウ、ニコル・シュレンシンガー、チャカ・カーン、アンドリュー・バード、アノーニ、スザンナ・ホフス、ヴァン・ダイク・パークス、マディソン・カニンガム、ブラディ・カーライルなど多数のゲストたちとのコラボレーションをフィーチャーした本作を作り上げた。プロデュースを手掛けるのは、ルーファスの長年のコラボレーターでもあるミッチェル・フルームだ。そして綺羅星のごとく輝く珠玉のコレクションを締めくくるのは、姉のマーサ・ウェインライトとルーシー・ウェインライト・ローチェ、叔母のアナ・マックギャリル、従妹のリリー・ランケン、そして親友のチャイン・タンネンバウムが演奏する母ケイト・マックギャリグルのバンジョーとともに奏でられたスコットランドのフォーク・ソング「Wild Mountain Thyme」。ちなみにこの楽曲についてルーファス自身は次のように語っている。
「母さんがこのアルバムに参加できてうれしかった。彼女がいなければ『FOLKOCRACY』も生まれなかったからね」
アルバムからのリード・シングルとなるのは、ブラディ・カーライルとのコラボレーション・ナンバー「Down In The Willow Garden」だ。かつてエヴァリー・ブラザーズやアート・ガーファンクルも取り上げたこのアパラチアン・マーダー・バラードに新たな息吹を吹き込んだ今回のコラボレーションについてブランディ・カーライルはこうコメントしている。
「ルーファスと一緒に歌うと、まるで鳥が本能のままに一緒にくるくると飛び回っているのを見ているような気分になる。分かっていたことなのに、なぜか自然にそうなってしまう。彼の歌声は私にとってとても特別なもので、一緒に歌ってないときでも、声が聴こえてくるときがあるほど。彼と一緒にこの音楽の中を飛び回るのは、最初から最後まで本当に楽しかった」
一方のルーファスもこの曲について以下のようにコメントしている。
「ブランディと私は、時にジョニ・ミッチェルを交えながらよく会っているんだ。私たちは、ちょっとした楽しい曲を選んだ・・・実は全くの正反対だけどね!この曲はあからさまなまでに残酷でマゾヒスティックだったから、女性と一緒に歌うべきだと考えた。悲しいことに私たちはまだ暴力的な世界に住んでいる。多くのフォーク・ソングが持つ驚くべき点は、その内容が極めて今日的であることだ。今アメリカ合衆国で起きている銃犯罪のことを考えてみればいい」
またアルバムについて彼はこうも語っている。
「このアルバムはほぼ自分へのバースデイ・パーティと誕生日プレゼントをレコーディングしたものだと言っていい。いつか一緒に歌ってみたいとずっと思っていた、心から憧れているシンガーを招いただけなんだ」
古き良き伝承に新たな命が宿った、ルーファス・ウェインライトが素晴らしいゲスト・ミュージシャンたちと作り上げたパーソナルでありながら普遍的でタイムレスな音楽の贈り物。それが本作『FOLKOCRACY』なのだ。
■収録曲
01. Alone (feat. Madison Cunningham)
02. Heading for Home (feat. John Legend)
03. Twelve-Thirty (Young Girls Are Coming To The Canyon) [feat. Susanna Hoffs, Chris Stills & Sheryl Crow]
04. Down in the Willow Garden (feat. Brandi Carlile)
05. Shenandoah
06. Nacht und Träume
07. Harvest (feat. Andrew Bird & Chris Stills)
08. Going to a Town (feat. Anohni)
09. High on a Rocky Ledge (feat. David Byrne)
10. Kaulana Nā Pua (feat. Nicole Scherzinger)
11. Hush Little Baby (feat. Martha Wainwright & Lucy Wainwright Roche)
12. Black Gold (feat. Van Dyke Parks)
13. Cotton Eyed Joe (feat. Chaka Khan)
14. Arthur McBride
15. Wild Mountain Thyme (feat. Anna McGarrigle, Chaim Tannenbaum, Lily Lanken, Lucy Wainwright Roche & M)
ルーファス・ウェインライト|2017年にオランダで行われたストリングス・アンサンブル・コンサート『RUFUS WAINRIGHT & THE AMSTERDAM SINFONIETTA』が発売>>>>
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掲載: 2023年03月24日 13:37