フルネとアリックスの名演がINA音源より初CD化!ピエルネ“紀元千年“&”アッシジの聖フランチェスコ”
ピエルネの2つの大作、INA音源で初登場!
フルネ指揮の“紀元千年”は鮮明なステレオ
フランスの作曲家、指揮者のガブリエル・ピエルネ(1863~1937)はパリ音楽院で作曲をマスネに、オルガンをフランクに学び、1890年からフランクを継いでサン・クロティルド教会のオルガニストを務めました、また、1903年からコンセール・コロンヌの副指揮者を務め、エドゥアール・コロンヌ没後はその後継者となり、1910年から1934年まで常任指揮者を務めました。
『紀元1000年』は1897年の夏、ブルターニュでの休暇中に作曲された三部構成の巨大な交響詩で、最初の千年紀の終わりのキリスト教世界の恐怖を喚起する内容となっています。1898年2月27日に、コロンヌがコンセール・コロンヌを率いて初演して大成功を収め、ピエルネを一躍有名にしました。これは、INAに保管されていたジャン・フルネ(1913~2008)指揮、フランス国立放送管弦楽団と合唱団による1964年2月11日、ステレオ録音を初CD化したもので、素晴らしい演奏を鮮明な音質で楽しむことができます。(演奏時間、約35分)
ピエルネ円熟期の大作『アッシジの聖フランチェスコ』はガブリエル・ニゴンのテキストを元に1909年から1911年の間に作曲され、1912年3月24日に彼自身の指揮でシャトレ座で初演されました。こちらは1953年3月30日、ルネ・アリックス(1907~1966)がパリ放送交響楽団とフランス国立放送合唱団を指揮した歴史的モノラル録音からの復刻。放送用ディスクに収録されていたらしく、若干のスクラッチ・ノイズを伴いますが、音自体は鮮明で、アリックスの明快な指揮のもと、往年のフランスの名歌手たちが、甘美かつニュアンスに満ちた歌唱を聴かせてくれます。(演奏時間、約1時間50分)
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
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【曲目】
ガブリエル・ピエルネ GABRIEL PIERNE (1863-1937):
オラトリオ《アッシジの聖フランチェスコ》 Oratorio SAINT FRANCOIS D'ASSISE
〈ガブリエル・ニゴンGabriel Nigondの詩による〉
聖フランチェスコ Saint Francois / ジャン・ジロドー(テノール)Jean Giraudeau
重い皮膚病を患う男 Le Lepreux / リュシアン・ロヴァノ(バス・バリトン)Lucien Lovano
修道士レオーネ Frere Leon / ベルナール・ドゥミニ(バリトン)Bernard Demigny
テノール独唱 Tenor solo / レイモン・アマド(テノール)Raymond Amade
修道女キアラ Soeur Claire / ベルト・モンマール(ソプラノ)Berthe Monmart
貧しき婦人 La Pauvrete / ジャンヌ・ド・ファリア(ソプラノ)Jeanne de Faria
ルチア Lucia / フレダ・ベッティ(メゾ・ソプラノ)Freda Betti
Orchestre Radio Symphonique de Paris et Choeurs de la RTF
指揮:ルネ・アリックス Rene Alix
録音:1953年3月30日(モノラル)
交響詩《紀元千年》 SYMPHONIC POEM L'AN MIL
独唱 : ベルナール・ドゥミニ Bernard Demigny
Orchestre National et Choeurs de la RTF
指揮:ジャン・フルネ Jean Fournet
録音:1964年2月11日(ステレオ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年11月23日 00:00