Bloc Party(ブロック・パーティー)|2000年代以降のUKロック・シーンで独自の存在感を放っていたバンドが約6年振りとなる新作『ALPHA GAMES』を引っ提げ再始動!
2000年代のUKロック・シーンから世界へと飛び出し、全世界で100万枚を超えるアルバム・セールスを次々と記録しているロンドン出身の4人組、ブロック・パーティー。メンバー・チェンジを経ながら今も活動を続ける彼らが、実に6年振りとなるニュー・アルバムをリリースする。アルバムのタイトルは『ALPHA GAMES』。彼らにとって通算6作目となるスタジオ・アルバムだ。
2016年に前作『HYMNS』をリリースした彼らは、その後2018年と2019年にデビュー・アルバム『SILENT ALARM』の完全再現ライヴを行い高い評価を得た。そんな彼らに新しいアルバムの噂がささやかれ始めたのは2020年1月、フロントマンのケリー・オケレケがアルバムの曲を作っているとSNSに投稿したり、彼自身のソロ・ツアーを延期した頃だった。そして今年の9月になるとバンドは、来るべきニュー・アルバムの収録曲やレコーディング過程を撮影した写真を公式ツイッターに載せるようになる。
ファンの期待感が高まる中、11月23日にアルバムからの先行シングルとなる「Traps」がリリース。デビュー当時のポスト・パンク・サウンドを彷彿させるノイジーなギターとシャープな皮肉が効いたケリー・オケレケの歌詞は、まさに原点回帰とも呼べそうな1曲だ。楽曲のプロデュースは、Nick Launay & Adam Greenspan (Nick Cave, Yeah Yeah Yeahs, IDLES)が手掛けている。
「“Traps”が出来たその瞬間から、このアルバムで一番最初に聴いてもらいたいのはこの曲だと思った;前のツアーのサウンドチェックで、まだ未完成だったこの曲を演奏したんだけど、大きな会場や野外での曲の聴こえ方を知ったら、そうしなければと思ったんだ」そう曲についてオケレケは語っている。
『ALPHA GAMES』はトゲのあるリフ、ドライヴのあるドラム、対立的で物語に基づいた歌詞がリスナーの周りを駆け巡る、息もつかせぬ激しさを感じさせる作品だ。そしてジャスティン・ハリスが表現するように、""過去のエネルギーに重きを置いた、前向きな作品""でもあるという。アルバムの幕開けを飾る大胆な「Day Drinker」からグラム・ロック風の「The Girls Are Fighting」、そして最後を締めくくるほろ苦く、メランコリーな「The Peace Offering」まで、様々な感情が描かれている。「このアルバムでは、リスナーを旅に誘うことをとても意識した」そうオケレケは語り、さらに続ける。「だからこそ最初と最後の曲がとても重要なんだ」
デビューから20年以上もの時を経て、2000年代初頭にインディー・シーンに登場したバンドから大きく成長と進化を遂げたブロック・パーティー。彼らの最新作は、サウンド的には原点回帰を思わせながら、キャリア初期の彼らでは決して作れなかったであろう楽曲が収録されている。これまでで最も進化したブロック・パーティーのアルバム、それが本作『ALPHA GAMES』なのだ。
輸入盤CD
輸入盤LP
■収録曲
01. Day Drinker
02. Traps
03. You Should Know The Truth
04. Callum Is A Snake
05. Rough Justice
06. The Girls Are Fighting
07. Of Things Yet To Come
08. Sex Magik
09. By Any Means Necessary
10. In Situ
11. If We Get Caught
12. The Peace Offering
タグ : UK/US INDIE
掲載: 2021年11月26日 18:00