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ベチャワも好演!ボローヴィチ&ウィーン放送響~モニューシコ:歌劇“ハルカ”


[CMajorEntertainment 公式チャンネルより]

ベチャワも好演!
ポーランド・オペラの最高傑作モニューシコの「ハルカ」、
日本語字幕付最新映像!

モニューシコの「ハルカ」はポーランド最初の国民オペラのみならず、ポーランドのオペラを代表する作品。2019年12月に行われた当公演はアン・デア・ウィーン劇場とワルシャワのテアトル・ヴィエルキの共同制作で、ベチャワ、コニエチュニをはじめとする主要キャストや演出、指揮をはじめポーランド人スタッフが数多くかかわっている点も注目です。

ほぼ同世代のショパンがピアノで行ったように、モニューシコはオペラでポーランド人の愛国心を目覚めさせ鼓舞させました。1847年作の「ハルカ」は若領主ヤヌシュに弄ばれ捨てられる小作人の娘ハルカを題材としていますが、前年の「クラクフの蜂起」失敗への義憤をヴォジミエシュ・ヴォルスキが比喩を用いて戯曲にし、モニューシコがオペラ化しました。

原作は18世紀半ばのポーランド南部タトラ山を舞台にしていますが、演出のマリウシュ・トレリンスキは20世紀後半のホテルに話を置き換え、農民の娘ハルカもメイドに、彼女を愛し見守るヨンテクも山男ではなくボーイとなっています。原作の領主貴族と小作人の関係が20世紀後半にも支配者と労働者で変わりなく続き、支配者の横暴に泣くか弱き存在とその同情と義憤から反旗を翻す民(従業員)として辛辣に批判しています。

主役ハルカを演じるのはアメリカのソプラノ、コリーン・ウィンターズ。若領主ヤヌシュに裏切られ狂乱する様を迫真の演技で熱演。美しいアリアの数々も聴き惚れます。彼女を愛するヨンテクをベチャワが演じているのも豪華。母国語であるのとポーランド人にとって別格のオペラだけに美声と表現力で聴かせます。女たらしの主人は「東京・春音楽祭」でもおなじみのコニエチュニ。「灰とダイヤモンド」のチブルスキを彷彿させるサングラスと髪型なのも、演出のトレリンスキの隠れた意図を感じさせます。

オリジナル・ポーランド語上演ですが初の日本語字幕付きなのも嬉しい限り。ポーランド人が愛してやまない名オペラの全貌に初めて触れることができます。
(キングインターナショナル)

ブルーレイ

[国内仕様盤は日本語帯・解説付き]
NTSC
16:9//1080i
PCM Stereo, DTS-HD MA 5.1
字幕:日本語、ドイツ語、英語、フランス語、韓国語
原語:ポーランド
138'00"

 

DVD

[国内仕様盤は日本語帯・解説付き]
NTSC
16:9//1080i
PCM Stereo, DTS 5.1
字幕:日本語、ドイツ語、英語、フランス語、韓国語
原語:ポーランド
138'00

 

【曲目】
モニューシコ:歌劇《ハルカ》(全4幕)

【演奏】
ハルカ:コリーン・ウィンターズ(ソプラノ)
ヨンテク:ピョートル・ベチャワ(テノール)
ヤヌシュ:トマシュ・コニエチュニ(バス・バリトン)
ストルニク:アレクセイ・チホミロフ(バス)
ゾフィア:ナタリア・カヴァウェク(メゾソプラノ)
ジェムバ:ウカシュ・ヤコプスキ(バス)

ウカシュ・ボローヴィチ(指揮)
ウィーン放送交響楽団
アルノルト・シェーンベルク合唱団

演出:マリウシュ・トレリンスキ
舞台美術:ボリス・クドリチカ
衣装:ドロテー・ロケプロ
照明:マルク・ハインツ
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ

【録音】
2019年12月15、17日/アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
アン・デア・ウィーン劇場とポーランド国立テアトル・ヴィエルキ共同制作

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年12月08日 00:00