ウカシュ・ボロヴィチ&ポーランド放送管/モニューシュコ:歌劇《貴族の言葉》&ノスコフスキ:歌劇《境界壁の復讐》(3枚組)
「パブリック・メディア賞2022」を受賞した名匠ウカシュ・ボロヴィチの功績を称える!モニューシュコとノスコフスキの知られざるポーランド・オペラをセットにした3枚組!
2022年にポーランド放送の栄誉ある「パブリック・メディア賞(Nagrody Mediów Publicznych)」を受賞したポーランドの若き名匠、ウカシュ・ボロヴィチ。ポーランド内外で多くのオペラやバレエを指揮し、ドブジンスキ、ラクス、スタトコフスキ、バツェヴィチなどのあまり知られていないレパートリーも取り上げており、このアルバムでは、ボロヴィチがポーランド放送管弦楽団の芸術監督を務めていた時期に録音された、2つの注目すべきオペラ録音を収録しています。
CD1はヤン・チェンチンスキの台本によるモニューシュコ作曲の1幕のオペラ 《貴族の言葉》。
CD2&3は、アレクサンデル・フレドロの喜劇《復讐》を基にしたノスコフスキのオペラ《境界壁の復讐》を収録。ポーランドの人気戯曲(フレドロによる原作の「復讐」は2度の映画化と4度のテレビ劇場化が行われている)によるこの4幕のオペラは、完成されることなく作曲者が1908年に亡くなり、弟子のアドルフ・グジェフスキが取り上げるも、彼も道半ばで1920年にこの世を去り、ワルシャワ・オペラの監督エミル・ムイナルスキによって1926年に初演されましたが、その後忘れ去られた作品となっていました。ボロヴィチはポーランド音楽出版社のコレクションから、1963年にタデウシュ・マズルキエヴィチによって作成されたこのオペラのコンプリート・スコアを発見し蘇演しています。
ウカシュ・ボロヴィチは1977年ワルシャワ生まれの指揮者。2002年から2006年までアントニ・ヴィトとカジミエシュ・コルトのアシスタントを務め、2007年から2015年までワルシャワのポーランド放送管弦楽団の芸術監督を、2006年から2021年までポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を歴任し、2021/2022シーズンからはポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼音楽監督とクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として活動しています。
(東京エムプラス)
【収録内容】
[CD1]
スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):歌劇 《貴族の言葉》
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ポーランド放送管弦楽団
クラクフ・ポーランド放送合唱団
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
パトリク・リマノフスキ(バス)
レシェク・スクルラ(バリトン)
ロベルト・ギェルラフ(バス・バリトン)
ピオトル・ノヴァツキ(バス)
録音:2014年9月14日
[CD2-3]
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):歌劇 《境界壁の復讐》
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ポーランド放送管弦楽団
ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団
クラクフ・ポーランド放送合唱団
アレクサンドラ・クバス=クルク(ソプラノ)
アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
ロベルト・ギェルラフ(バス・バリトン)
パヴェル・スカウバ(テノール)
リシャルト・ミンキエヴィチ(テノール)
ヴォイテク・ギェルラフ(バス)
ダリウシュ・マヘイ(バス)
録音:2013年9月15日
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年01月26日 00:00