ブルーノ・マデルナの初期の知られざる大作“レクイエム”。2009年世界初演ライヴの音源が登場!
現代音楽の守護神ブルーノ・マデルナの
初期の知られざる大作「レクイエム」の世界初演ライヴ!
20世紀現代音楽の作曲家で指揮者、教育者としても活躍したブルーノ・マデルナが26歳の時に作曲した大作「レクイエム」のなんと世界初演、初録音の登場です。この作品は1946年に完成されましたが、その後手稿譜が紛失してしまい、長い間忘れられていました。近年その手稿が60年ぶりに発見され、この度の世界初演、初録音となりました。マデルナは戦後の多くの作曲家と同じく、まずは12音技法から始め、やがてその後に続く様々な前衛的な手法による作曲に身を投じてきました。同時に親友ブーレーズと同じく指揮活動にも励み、クラシックのレパートリーでも多くの録音を残しています。
ここに収められた若き日のマデルナのレクイエムはまだ12音技法で作曲する以前の曲で、さながらカール・オルフのカルミナ・ブラーナやプロコフィエフのアレクサンドル・ネフスキーばりの合唱の雄叫び、レクイエムとは思えぬほど炸裂する打楽器、そしてその中で時折現われるソプラノの澄み切った祈りの歌など聴きどころ満載です。現代音楽ファンだけでなく、合唱ファンやその他の多くのリスナーに聴いてほしい一枚です。
(東武ランドシステム)
【曲目】
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):レクイエム(1946)
【演奏】
カルメーラ・レミージョ(ソプラノ)
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾソプラノ)
マリオ・ゼッフィーリ(テノール)
シモーネ・アルベルギーニ(バス)
アンドレア・モリーノ(指揮)
フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団
【録音】
2009年11月19日、フェニーチェ劇場、ヴェネツィア(ライヴ)
※世界初演
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年02月04日 00:00