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ルイサダの師、岸恵子の義父!マルセル・シャンピの初出ライヴ『パリ・コンサート 1955-56』

マルセル・シャンピ

INA所蔵のマルセル・シャンピのサル・ガヴォーにおける1955-56のコンサートを収録!

フランクの交響的変奏曲を捧げられた大ピアニスト、ルイ・ディエメ(1843~1919)の弟子で、自らもフランスの名ピアニストにしてロリオ、ウーセ、ルイサダを育成した名教師、マルセル・シャンピ(1891~1980)。商業録音はSP時代のカペー四重奏団とのフランクのピアノ五重奏曲、LP『パリのモーツァルト』でのピアノ・ソナタ第11番《トルコ行進曲付き》が有名ですが、数が少ないだけに、このバッハ、ハイドン、ベートーヴェン、ドビュッシーを収めた1950年代のライヴ盤は多くのファンに喜ばれることでしょう。
ちなみにシャンピと妻のヴァイオリニスト、イヴォンヌ・アストリュック(1889~1980)の間に生まれた息子は映画監督のイヴ・シャンピ(1921~1982)で、一時期、女優の岸惠子(1932~)と結婚していましたから、我が国と少なからず縁のあるピアニストと言えます。
サル・ガヴォーにおける1955-56年のライヴ録音を、INA所蔵の放送用オリジナルマスターより、定評あるArt et Sonスタジオの入念なマスタリングによって今回初めてCD化されます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

マルセル・シャンピ(1891~1980)は1891年5月29日に生まれ(パリ国立音楽院のルイ・ディエメのクラスで共に学んだイヴ・ナットの5カ月後)、19世紀に根ざしながらもテクノロジーの進化に支えられたいわゆる「歴史的演奏家」の世代に属していて、彼の演奏の優れた痕跡(録音)を多く残す特権を持っています。
このCDに収録された音楽的証言は、60年以上にわたって見落とされてきたものですが、フランス放送協会が50年代半ばに「メゾン・ガヴォー」で行われた2つのコンサートを公開収録したものであることが特筆されます。
(Solsticeインフォより翻訳/タワーレコード)

【曲目】
J.S.バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ BWV 903 1956.12.16

ハイドン:かぺー
ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob. XVIII-11 1955.1.6
パリ室内楽協会合奏団
指揮:フェルナン・ウーブラドゥー

ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第23番 Op.57「熱情」1956.12.16

ドビュッシー:
前奏曲集 第1集・第2集より抜粋(8曲)1955.1.6

【演奏】
マルセル・シャンピ(ピアノ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年03月15日 00:00