オランダ管楽アンサンブル『フィリップス録音全集』(17枚組)~初CD化を含む!
古典派から現代音楽まで、オランダの管楽アンサンブルの録音を初集大成。CD17枚組BOX
1970年代のオランダ音楽界に貢献したアンサンブル、オランダ管楽アンサンブルのフィリップス録音が初めてまとめて発売されます。CD17枚組BOXセット。初CD化も。
オランダ管楽アンサンブルは1959年に管楽五重奏団として設立されましたが、まもなく拡大され、古典派のセレナードやディヴェルティメントを演奏するようになりました。これらの曲は作曲当時はあまり知られていませんでしたが、その後娯楽音楽の傑作と認められ、中でもモーツァルトの『グラン・パルティータ』、ベートーヴェンの後期の八重奏曲、そしてベートーヴェンとウィーンで同時代に活躍したフランツ・グルンマーのすばらしい八重奏のパルティータなどはよく聴かれるようになります。1968年にフィリップスに録音を始めると瞬く間に、エド・デ・ワールト(自身も初めはオーボエ奏者としてアンサンブルのメンバーでした)が指揮しても、純粋な室内音楽であっても演奏技術の正確さ、卓越した、機知に富んだ解釈が評価されました。大人気のオランダのソプラノ歌手エリー・アーメリングとの共演もあります。現代音楽も長い間演奏しており、R.シュトラウスとストラヴィンスキーの管楽作品の他、1920~30年代のクラシック音楽の“悪ガキ”ことドイツ系アメリカ人作曲家ジョージ・アンタイルによる『ジャズ・シンフォニー』が1976年「オランダ芸術祭」でライヴ録音されました。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
収録予定
《CD 1》モーツァルト:1-5) ディヴェルティメント第3番変ホ長調K.166/159d、6-9) ディヴェルティメント第9番変ロ長調K.240、10-13) ディヴェルティメント第8番ヘ長調K.213、14-17) ディヴェルティメント第12番変ホ長調K.252
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1969年8月、ロッテルダム
《CD 2》モーツァルト:1-5) ディヴェルティメント第4番変ロ長調K.186、6-8) ディヴェルティメント第13番ヘ長調K.253、9-12) ディヴェルティメント第16番変ホ長調K.289/271g、13) アダージョ変ホ長調K.411
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1969年8月、ロッテルダム
《CD 3》モーツァルト:1-5) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.227、6-9) ディヴェルティメント第14番変ロ長調K.270、10) アダージョ ヘ長調K.410、11-15) ディヴェルティメント変ロ長調K.App.226
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1969年8月、ロッテルダム
《CD 4》モーツァルト:1-5) セレナード第11番変ホ長調K.375、6-9) セレナード第12番ハ短調K.388『ナハトムジーク』
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1969年3月、オランダ
《CD 5》モーツァルト:1-7) セレナード第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1968年11月、オランダ
《CD 6》モーツァルト:1) 三重唱「かわいい2つの瞳が」K.439、2) 三重唱「いとしい人よ、お前が遠くにいると」K.438、3) 三重唱「いざ恐るべき時が来た」K.436、4-8) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.229/439b No.1、12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより9) 第4番:ポロネーズ、10) 第6番:メヌエット、11) 第12番:アレグロ、12-16) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.229/439b No.3、12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより17) 第2番:メヌエット、18) 第5番:ラルゲット、19) 第11番:メヌエット
【演奏】エリー・アーメリング、エリザベート・クーイマンス(ソプラノ)(1-3)、ペーター・ファン・デア・ビルト(バリトン)(1-3)、Iman Soeteman、Jan Peeters(フレンチホルン)(9-11, 17-19)、ジョージ・ピーターソン、Geert van Keulen、Aart Rozenboon(バセットホルン)(12-16)、エド・デ・ワールト(指揮)(4-8)
【録音】1973年12月(1-3)、11月(12-16)、1972年10月(4-11, 17-19)、アムステルダム
《CD 7》モーツァルト:1) 三重唱「優しき光、美しき光」K.346、2) カンツォネッタ「もはや見当たらず」K.549、3-7) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.2、12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより8) 第7番:アダージョ、9) 第10番:アンダンテ、10) 第9番:メヌエット、11-15) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.4、16) 三重唱「黙しながら嘆こう」K.437、17-21) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.5、12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより22) 第1番:アレグロ、23) 第3番:アンダンテ、24) 第8番:アレグロ
【演奏】エリー・アーメリング、エリザベート・クーイマンス(ソプラノ)(1, 2, 16)、ペーター・ファン・デア・ビルト(バリトン)(1, 2, 16)、Iman Soeteman、Jan Peeters(フレンチホルン)(8-10, 22-24)、ジョージ・ピーターソン、Geert van Keulen、Aart Rozenboon(バセットホルン)(11-15, 17-21)、エド・デ・ワールト(指揮)(3-7)、
【録音】1973年12月(1, 2, 16)、11月(17-21)、1972年11月(3-7, 11-15)、10月(8-10, 22-24)、アムステルダム
《CD 8》モーツァルト:1-13) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527(管楽アンサンブル編)(抜粋)、14-21) 歌劇『後宮からの誘拐』(管楽アンサンブル編)(抜粋)
【録音】1973年11月、アムステルダム
《CD 9》ロッシーニ:1-7) 歌劇『セビリアの理髪師』(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)(抜粋)8) 歌劇『コッラディーノ』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)、9) 歌劇『セミラーミデ』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)、10) 歌劇『アルジェのイタリア女』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)
【録音】1973年11月(1-7)、1977年2月(8-10)、アムステルダム
《CD 10》クロンマー:1-4) 管楽八重奏のパルティータ ヘ長調Op.57、5-8) 管楽八重奏のパルティータ変ホ長調Op.69、9-12) 管楽八重奏のパルティータ変ホ長調Op.79
【録音】1977年4月、オランダ
《CD 11》ベートーヴェン:1-4) 管楽器のための八重奏曲変ホ長調Op.103、5) 行進曲変ロ長調WoO29、6) ロンディーノ変ホ長調WoO25、7-10) 六重奏曲変ホ長調Op.71、11-13) 管楽五重奏曲変ホ長調WoO208, Hess 19
【録音】1975年、オランダ
《CD 12》1) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲ヘ長調『ヨルク行進曲』WoO18、C.P.E.バッハ:2) 行進曲ヘ長調Wq.187 No.1、3) 行進曲ニ長調Wq.185 No.1、4) 行進曲ハ長調Wq.185 No.2、5) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲WoO20、C.P.E.バッハ:6) 行進曲ト長調Wq.185 No.4、7) 行進曲変ホ長調Wq.185 No.5、8) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲ヘ長調WoO19、C.P.E.バッハ:9) 行進曲ニ長調Wq.185 No.6、10) 行進曲ニ長調Wq.187 No.2、11) 行進曲ヘ長調Wq.185 No.3、12) ハイドン:行進曲ハ長調『ダービシャー』Hob.VIII:2、13) M.ハイドン:トルコ行進曲ハ長調、ヴラニツキー:3つのフランス風行進曲より14) 第1番ハ長調、15) 第2番ヘ長調、16) 第3番ハ長調、『2 Hunting Marches in the French Style』より17) 第2番ハ長調、18) 第1番ニ長調、19) ロゼッティ:『パルティータ』変ロ長調より「行進曲」、ヴラニツキー:『6つの小さな行進曲』より20) 第1番変ロ長調、21) 第6番ニ短調、22) 第5番変ロ長調、23) 第2番変ホ長調、24) ハイドン:ウェールズ王子のための行進曲変ホ長調Hob.VIII:3
【録音】1972年3月、オランダ
《CD 13》1-4) ドヴォルザーク:セレナード ニ短調Op.44、5-8) グノー:小交響曲変ロ長調、9) シューベルト:『管楽八重奏のためのメヌエットとフィナーレ』ヘ長調より「フィナーレ」
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1968年4月、アムステルダム
《CD 14》R.シュトラウス:1-3) ソナチネ第1番ヘ長調『傷病兵の仕事場より』、4-7) 組曲変ロ長調Op.4
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1971年8月、ロッテルダム
《CD 15》R.シュトラウス:1-4) ソナチネ第2番変ホ長調『楽しい仕事場』、5) セレナード変ホ長調Op.7
【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1971年1月、ロッテルダム/
《CD 16》ストラヴィンスキー:1-3) ピアノと管楽器のための協奏曲、4-6) エボニー協奏曲、7) 管楽器のための交響曲、8-10) 管楽八重奏曲
【演奏】テオ・ブラインス(ピアノ)(1-3)、ジョージ・ピーターソン(クラリネット)(4-6)、エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】1974年4月、オランダ
《CD 17》アンタイル:1) バレエ・メカニック、2) ジャズ・シンフォニー、3) ヴァイオリン・ソナタ第1番より第4楽章、4) ヴァイオリン・ソナタ第2番
【演奏】ラインベルト・デ・レーウ(指揮[1, 2]、ピアノ[3, 4])、ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)(3, 4)
【録音】1976年、オランダ(ライヴ)
【演奏】オランダ管楽アンサンブル(CD 6: 9-19, CD 7: 8-15, 17-24, CD 17: 3, 4を除く)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2022年04月13日 00:00