ラトル&バイエルン放送響/マーラー:交響曲第9番 ハイティンク追悼コンサート・ライヴ!
ラトル3度目のマーラー第9番。
バイエルン放送響とのハイティンク追悼コンサート、
その圧倒的なライヴ録音
2021年11月、バイエルン放送交響楽団は、次期首席指揮者サー・サイモン・ラトルの指揮でマーラーの交響曲第9番を演奏し、大きな反響を呼んだ。これはその演奏会のライヴ録音だ。ラトルはこの曲について、「演奏者の性格を可視化して、深い絶望のようにも愛や憧れのようにも響きうる、他に類のない作品」と語る。だが、一切のデフォルメを排し、細部まで透徹した響きに貫かれたこの演奏は、むしろ、聴く人に応じて、絶望にも愛にも憧れにも感じられるのではないだろうか。いわば、多義性が多義性のままに提示された名演奏だ。――増田良介
2021年11月26日、バイエルン放送交響楽団は、61年にも及ぶ共演歴を持ち、そのひと月あまり前に逝去したベルナルト・ハイティンク追悼の特別コンサートを行いました(翌日にも公演)。曲目はハイティンクの指揮で演奏したことのあるマーラー交響曲第9番。指揮は2023/24シーズンから首席指揮者に就任するサイモン・ラトル。クーベリック、マゼール、ヤンソンスといった歴代首席指揮者が培ってきたマーラー演奏の伝統と、世界最高峰と評価される演奏能力を持つオーケストラが、現代屈指のマーラー指揮者の下で繰り広げた演奏は圧倒的な出来栄えとなりました。ウィーン・フィル及びベルリン・フィルと同曲のCDを出しているラトルも、このコンサートの出来に感激してCD化を強く要望。ここにCDリリースとなりました。
演奏時間
バイエルン放送響(2021年)27:13+15:26+12:17+23:59/total 79:58
ベルリン・フィル(2007年)28:44+15:51+12:32+25:51/total 82:58
(ナクソス・ジャパン)
※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。
【曲目】
グルタフ・マーラー(1860-1911):
1. 第1楽章 Andante comodo
2. 第2楽章 Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb
3. 第3楽章 Rondo-Burleske. Allegro assai - Sehr trotzig
4. 第4楽章 Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend
【演奏】
バイエルン放送交響楽団
サイモン・ラトル(指揮)
【録音】
2021年11月24-27日
イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8
(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : GUSTAV MAHLER
掲載: 2022年08月10日 18:00