ミンゲ四重奏団によるブラウンフェルス:弦楽四重奏曲全集(2枚組)
本拠地ケルンに縁のある、ヴァルター・ブラウンフェルスをミンゲ四重奏団が弾く!戦中活動制限されたブラウンフェルスの戦争末期から戦後間もない時期の作品の数々!
ドイツ・ケルンを本拠地とするミンゲ四重奏団が、同地で多くの音楽家を育成し、彼らの芸術に決定的な役割を果たした人物、ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954)に敬
意を表し、弦楽のために書かれたすべての室内楽作品を録音!
二つの大戦の間に活躍したブラウンフェルスは、作曲家、ピアニストとして広く尊敬を集めていましたが、1933年にはユダヤ系であることを理由に、芸術活動を完全に制限されてしまいます。ここに収録された4つの作品は1944年から1947年の間、つまり戦争末期と戦後間もない時期に書かれたもので、特に自身の歌劇《受胎告知》(ポール・クローデル原作)の主題に基づく第1番は、そうした悲惨な時代の出来事(彼の息子の一人は東部戦線で亡くなっています)と彼のゆるぎない信念を物語るものとなっています。
「分析は明らかに本質をとらえることができません(中略)もし私の音楽に意味があるとすれば、それは音楽の素材そのものではなく、その根底にあるもの、芸術的アプローチと私の世界観との関係の中にあるのです。」(ヴァルター・ブラウンフェルス)
【曲目】
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番 イ短調 Op.60
弦楽四重奏曲第2番 ヘ短調 Op.61
弦楽四重奏曲第3番 ホ短調 Op.67
弦楽五重奏曲 嬰へ短調 Op.63*
【演奏】
ミンゲ四重奏団
イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)*
【録音】
2018年~2021年、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年08月12日 00:00