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ドルナー&パドルー管『大西洋を越えて』~ドイツ語文化圏からアメリカへ渡ったマーラー、ロンバーグ、ヴァイルの作品集

マーラー

「渡米」をキーワードにドイツ語文化圏からアメリカへ渡ったマーラー、ロンバーグ、ヴァイル、この3人の作品集。
ロンバーグ、ヴァイルの作品はジャズ・テイストのアレンジで。

「大西洋を越えて」と題されたこのアルバムは、「渡米」をキーワードにドイツ語文化圏からアメリカへ渡った作曲家3人の作品を収め、20世紀前半の雰囲気を伝えます。
グスタフ・マーラーは1907年以降、ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場に招かれて何度も欧米間を往復しました。ここではマーラー自身の作品に加え、マーラーが補筆完成させたウェーバーの歌劇《3人のピント》の間奏曲も収録。ハンガリー生まれのジグマンド・ロンバーグはウィーン風オペレッタで成功を収めた後、1909年以降ニューヨークを拠点としてミュージカルの作曲を手掛け、ヒット作を生みました。ドイツ生まれのクルト・ヴァイルはベルリンで名声を得ますが、ナチスの圧迫を受けてまずパリへ逃れ、その後アメリカへわたります。彼の作品からはベルリンとパリにちなんだ歌とブロードウェイ・ソングを収録し、旅の軌跡をたどります。
ロンバーグとヴァイルのナンバーではジャズ・オーケストラを加えたアレンジで時代を感じさせるサウンドを奏でます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
1. グスタフ・マーラー(1860-1911): 交響曲第1番(1888年 第1稿) - 花の章

マーラー: さすらう若人の歌(管弦楽伴奏版)
2. No. 1. Wenn mein Schatz Hochzeit macht 恋人の婚礼の時
3. No. 2. Ging heut' morgen uber's Feld 朝の野を歩けば
4. No. 3. Ich hab' ein gluhend Messer 僕の胸の中には燃える剣が
5. No. 4. Die zwei blauen Augen 恋人の青い目

6. マーラー: 子供の不思議な角笛 - 天上の生活(交響曲第4番 終楽章)
7. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
歌劇《3人のピント》(マーラー補筆) - 間奏曲
8. ジグマント・ロンバーグ(1887-1951): Lover, Come Back to Me 恋人よ我に帰れ
9. クルト・ヴァイル(1900-1950): Berlin im Licht
10. ヴァイル: Je ne t'aime pas
11. ヴァイル: That's Him

フランク・トルティエ&ジャン・ゴビネ(編曲)…8
フランク・トルティエ&アンジェロ・ペトロニオ(編曲)…9-11

【演奏】
ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)
アメル・ブライム=ジェルール(ソプラノ)
オーケストラ・ジャズ・フランク・トルティエ

オーケストラ・パドルー
ヴォルフガング・デールナー(指揮)

【録音】
2020年12月16-18日
Philharmonie de Paris…1-5、8-11
Conservatoire J.B.Lully,Puteaux…6-7

カテゴリ : ニューリリース | タグ : GUSTAV MAHLER

掲載: 2022年12月06日 00:00