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Naxosの注目のプロジェクト「Brasil em Concerto」!メケッティ&ミナス・ジェライス・フィル~カルロス・ゴメス:オペラ序曲と前奏曲全集

カルロス・ゴメス

注目のNAXOSブラジル音楽シリーズ。19世紀後半のイタリア・オペラ界に旋風を巻き起こしたカルロス・ゴメスが登場

ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。

今作はヨーロッパで成功を収めたブラジル人作曲家の草分け的存在、カルロス・ゴメスの作品です。リオデジャネイロ音楽院でイタリア人作曲家ジョアッキーノ・ジャンニに学び、卒業後すぐの1861年に最初の歌劇《城の夜》を上演。その2年後には2作目の《Joana de Flandres》でも人気を獲得。この2作の成功により当時の皇帝ドン・ペドロ2世から奨学金を授与され、1864年にイタリアへ留学してミラノ音楽院でラウロ・ロッシに学びます。1870年にはブラジルの先住民の物語を題材にした《グワラニー族の男》をスカラ座で初演し、ロッシーニやヴェルディと比肩されるほどの評判となりました。その後はブラジルとイタリアを行き来しながら創作活動を続け、60歳で亡くなるまでに全8作の歌劇と合唱曲、ピアノ曲などを遺しましたが、何と言ってもオペラ作曲家として高く評価されています。

このアルバムにはゴメスが書いた全8作の歌劇の序曲(前奏曲)他を収録。ゴメスの音楽には、20世紀に活躍したブラジル人作曲家の持つ民族的な雰囲気が前面に出ることはありませんが、ヴェリズモ・オペラの名旋律に通じる、パワフルで感情にダイレクトに訴えかける魅力があります。

ファビオ・メケッティはサンパウロ生まれの指揮者。ジュリアード音楽院で学び、ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝。ワシントン・ナショナル交響楽団でロストロポーヴィチのアシスタントを務めました。2008年にミナス・ジェライス・フィルが創設されて以来指揮者を務め、このコンビの録音はグラミー賞に2度ノミネートされるなど、国際的に注目されています。
※国内仕様盤には木許裕介(指揮者・日本ヴィラ=ロボス協会会長)氏による日本語解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]
※国内仕様盤には木許裕介(指揮者・日本ヴィラ=ロボス協会会長)氏による日本語解説が付属します。

 

【曲目】
カルロス・ゴメス(1836-1896):オペラ序曲と前奏曲全集
1. 歌劇《Il Guarany グアラニー族の男》(1870) - 序曲
2. 歌劇《Maria Tudor メアリー・テューダー》(1878) - 第1幕 前奏曲
3. 歌劇《Condor コンドル》(1890) - 第1幕 前奏曲
4. 歌劇《コンドル》 - 第3幕 夜想曲
5. 歌劇《Fosca フォスカ》(1873) - 序曲
6. 歌劇《Joana de Flandres》(1862) - 第1幕 前奏曲
7. 歌劇《Salvator Rosa サルヴァトール・ローザ》(1874) - 序曲
8. 歌劇《A noite do castelo 城の夜》(1861) - 第1幕 前奏曲
9. 歌劇《Lo schiavo 奴隷》(1889) - 第1幕 前奏曲
10. 歌劇《奴隷》 - 第4幕 前奏曲「夜明け」

【演奏】
ファビオ・メケッティ(指揮)
ミナス・ジェライス・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
2022年2月20-24日、サラ・ミナス・ジェライス、Belo Horizonte(ブラジル)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年02月04日 00:00