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シャニ・ディリュカ『パルス』~ジャズやミニマル音楽を配した20世紀アメリカのピアノ作品集

シャニ・ディリュカ

ユニークなコンセプトを具現化するシャニ・ディリュカの、現代音楽による革新的な音の鼓動

ピアニストのシャニ・ディリュカは、スリランカ出身のモナコ育ち。グレース王妃に見出されて英才教育を受け「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にも出演、好評を博しています。ユニークなコンセプト企画でアルバムをリリースするシャニ・ディリュカの前作、フランスの作家のマルセル・プルーストに捧げたアルバム《ザ・プルースト・アルバム》とは全く雰囲気の異なる興味深いニューアルバム《パルス》は、20世紀アメリカのクラシック音楽に異なる視点をもたらしたものです。
冒頭のメデレィス・モンクの「レイルロード」からわくわくするような高揚感を味わわせ、次のフィリップ・グラスではシンプルな音の中に神秘的な味わいを効かせ聴き手の耳を惹きつけます。クラシック音楽を崇拝するキース・ジャレットとビル・エヴァンスによる、最初のパイオニアたちの偉大なアメリカのテーマに言及したいくつかの「ジャズの息づかい」による作品で成り立っています。フィリップ・グラス、キース・ジャレット、ジョン・ケージ、ダフト・パンク、テリー・ライリー、ビル・エヴァンス・・・それらミニマリズム音楽による世界の脈動。宇宙のリズムがあなたと踊るのを想像し、人間が発明した都市の意志が、無限との催眠に入り、ろうそくから花火のように爆発・・・単なるミニマリズム音楽のカタログとは一線を画すことに成功。計算されたプログラミングと美しい音色で聴き手を陶酔と官能の喜びへといざないます。
(ワーナーミュージック)


【収録予定曲】
メレディス・モンク:レイルロード
フィリップ・グラス:エチュード 第2番
ニコラス・ブロドスキー:ビー・マイ・ラブ(キース・ジャレット・ヴァージョン)
フィリップ・グラス:マッド・ラッシュ
ジョン・ケージ:夢(Dream)
ダフト・パンク:Veridis Quo
フィリップ・グラス:エチュード 第5番
ルーク・ハワード:カジノ
ジョン・アダムズ:中国の門
テリー・ライリー:賢者の手(The philosopher’s hand)
フィリップ・グラス:エチュード 第9番
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ(ビル・エヴァンス・ヴァージョン)
フィリップ・グラス:メタモルフォシスⅠ
ムーンドッグ:鳥のラメント
アメリカ民謡:シェナンドー(キース・ジャレット・ヴァージョン)
フィリップ・グラス:グラスワークス~オープニング
ダフト・パンク:Giorgio By Moroder
シャニ・ディリュカ:Shimmers
ムーンドッグ:バーンダンス Op.78-8
クレイグ・アームストロング:メロディ(サン・オン・ユー)
ジュリアス・イーストマン:The Holy Presence of Joan d’Arc*
フィリップ・グラス:エチュード 第5番 + text: “Paths That Cross” (Patti Smith/Fred Smith)

【演奏】
シャニ・ディリュカ(ピアノ)
チネケ!オーケストラ(*)

【録音】
2021年2月6, 7, 21日、パリ、サル・コロンヌ
2022年4月29日、ロンドン、チャーチ・スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年02月24日 12:00