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準・メルクル&台湾フィルハーモニック来日記念盤!メンデルスゾーン: 交響曲第4番“イタリア”、ラヴェル: ラ・ヴァルス、他

準・メルクル

驚愕を禁じ得ないほどに高度な技術とあふれる情熱
まぎれもなく充実しきった名コンビの想像を超えた大演奏
準・メルクル&台湾フィル、来日記念盤・堂々出来!

2023年5月に来日公演のある準・メルクル&台湾フィルハーモニック、ALTUSから来日記念盤が登場!近年めきめきと実力をつけ世評を高めているオーケストラによる、気合の入った2022年最新ライヴ音源です。

「台湾フィルハーモニックはまだ若く、その歴史はわずか37年しかありません。しかし、すでに高度な洗練と芸術性を備え、その音からも、メンバーの情熱が伝わってくることと思います。古典派初期から現代音楽まで、幅広い時代のスタイルと作品にすでに親しんでいます。台湾フィルハーモニックは、アジアを代表するオーケストラのひとつになるという大きな希望を抱きながら、聴衆のために演奏する喜びを常にかみしめて活動しています。」(準・メルクル)

想像を超える大演奏。技術は驚くほど高く、隙の無いアンサンブルに度肝を抜かれます。さらに音楽の語り口も抜群、息の長いフレーズをのびやかに歌いつつも引き締まったリズム感でぐいぐいと曲をひっぱっていきます。『イタリア』終楽章での高速にして実体感を失わない木管の歯切れよさ、オケ全体に波及するまぎれもない推進力、クライマックスの迫真の追い込みなどを聴けば、音楽のよろこびを最高度に体現したすばらしい演奏であることが如実にわかるでしょう。弦楽の美しさも特筆もので、繊細で品のあるヴァイオリンと重心が低く懐の深いバスが織り成す稀有なバランス感覚は絶品。準・メルクルのきちっと繊細でかつ色彩感のある音作りともたいへん相性のよいオーケストラです。

収録曲それぞれ、さまざまな側面から音楽を楽しませてくれます。メンデルスゾーンはオケの高い機動力と響きの明るさ、ドビュッシーは音の伸びのよさやヴォカリーズとのきめ細かい溶け合いが実に魅力的。最後のラヴェル『ラ・ヴァルス』は堂々たる快演で、管弦楽の粋を尽くした響きが存分に発せられ空間を満たしていきます。

ハイスペックなDXD録音にも注目。台湾での録音からマスタリング、CD化まで手掛けたALTUS 斎藤啓介氏によれば、その鮮明な効果はCDで聴いても十分に感じられるとのこと。ご期待ください。
(キングインターナショナル)

【曲目】
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調『イタリア』 Op.90
ドビュッシー:夜想曲*
ラヴェル:ラ・ヴァルス

【演奏】
準・メルクル(指揮)
台湾フィルハーモニック(國家交響樂團)
台北室内合唱團*

【録音】
ライヴ録音:2022年11月4・10日(メンデルスゾーン)、11日(ドビュッシー、ラヴェル)/國家表演藝術中心 コンサートホール(台北)

<準・メルクル(指揮、台湾フィル音楽監督)>
1959年ミュンヘンで生まれ、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケらに学ぶ。ボストン響の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加し、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。ヨーロッパの歌劇場での出演を重ね、ザールラント州立劇場(1991-94)、マンハイム国立劇場(1994-2000)の音楽監督を歴任。1993年にウィーン国立歌劇場、1996年に英国ロイヤル・オペラ・ハウス、99年にはメトロポリタン歌劇場にデビューするなど、次々とオペラ指揮者としてのキャリアを築いてきた。リヨン管の音楽監督(2005-11)、ライプツィヒMDR響の首席指揮者(2012年まで)、バスク国立管の首席指揮者(2014-2016)を務めるなど、華やかなキャリアを築いている。2021年から、ハーグ・レジデンティ管の首席客演指揮者、インディアナポリス響の芸術顧問、オレゴン響の首席客演指揮者、台湾フィル(国家交響楽団NSO)の芸術顧問を務め、2022年には台湾フィルの第6代音楽監督に就任した。日本ではN響のほか多くのオーケストラとの共演(新国立劇場含む)やウィーン国立歌劇場などとの来日公演で更に活動の幅を拡げている。

<台湾フィルハーモニック(國家交響樂團)>
台湾フィルハーモニックは、1986年に設立された台湾の国立オーケストラとして名高い(台湾では「國家交響樂團National Symphony Orchestra」の名称)。アジア諸国の中でも、最も優れたオーケストラの一つとして評価されている。2014年にはナショナル・パフォーミング・アーツ・センターのレジデント・オーケストラ&アーティスティック・アフィリエイツとなった。2008年から2010年までギュンター・ヘルビッヒが芸術アドヴァイザー兼首席客演指揮者をつとめ、2010年8月から欧米で高い評価を得ているリュウ・シャオチャが第5代音楽監督をつとめ黄金時代を創り上げた。2021年からは準・メルクルが芸術顧問をつとめ、2022年より第6代音楽監督に就任、台湾の文化的豊かさと音楽教育の強化にさらに貢献している。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年04月20日 00:00