マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダムによるベートーヴェン:交響曲全集録音第2弾!交響曲第5番“運命”&第6番“田園”
緻密なアーティキュレーションが大きなうねりを生むベートーヴェン体験。
今ヨーロッパで熱い注目を浴びるアントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダム(KAP)。マナコルダはトリノで生まれ、名手クレッバースやグッリに学んだヴァイオリニストとしてスタート。アバドの片腕としてマーラー室内管やルツェルン祝祭管のコンサートマスターとして活動後指揮者に転向。2010年からKAPの首席指揮者として、この室内オケを瞬く間にヨーロッパ有数の団体へと成長させています。
弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力と歌心に富む演奏が繰り広げられ、弦楽パートを中心に精緻なアーティキュレーションが施されているのもヴァイオリニスト出身ゆえ。シューベルト、メンデルスゾーンの全曲演奏・録音を完成させてのベートーヴェン交響曲全集の第2弾で、音響抜群のピエール・ブーレーズ・ザールでの録音です。
ベートーヴェンの交響曲の全曲録音に取り組もうと思ったら、誰もがまず、世の中は本当にそれを必要としているのか、と問うことから始めなくてはいけません。だから私たちは待ったんです。6年か7年前、私たちはポツダムでベートーヴェンの9つの交響曲すべてをある週末に一気に演奏しました。これだけの巨大な作品群を比較的短い時間の中で演奏するために準備を進める作業は、私たちすべてにとって大変に重要な経験になりました。今年、私たちは創設から20年目を迎えたことで、このベートーヴェン・プロジェクトに挑戦できるまでに成熟したと感じたのです。――アントネッロ・マナコルダ(2021年)
[カヴァーアートワーク]ヨリンデ・フォークト「Symphonic Parts / Rhythmus Berlin I」
(ソニーミュージック)
【完全生産限定盤】
ヨーロッパ製造の輸入盤、クルミタスキ、日本語解説付き
【曲目】
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
1. I. Allegro con brio 6:55
2. II. Andante con moto 8:52
3. III. Allegro 7:28
4. IV. Allegro. Presto 10:23
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
5. I. 田舎に着いて起こる、ほがらかな気分の目覚め 11:18
6. II. 小川のほとりの情景 13:29
7. III. 農夫たちの楽しい集い 5:12
8. IV. 雷雨、嵐 3:55
9. V. 牧人の歌、嵐のあとの喜ばしい感謝に満ちた気持ち 9:50
【演奏】
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
【録音】
2021年12月2日&3日(第5番:ライヴ・レコーディング)
2023年2月16日~17日(第6番)
ベルリン、ピエール・ブーレーズ・ザール
[レコーディング・プロデューサー]クリストフ・フランケ
[レコーディング・エンジニア]ユリアン・シュヴェンクナー
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年09月06日 00:00