注目アイテム詳細

コロン&フィンランド放送響/オウティ・タルキアイネン(1985-): “白夜の太陽変奏曲”、他

タルキアイネン

フィンランドのラップランド地方出身の作曲家オウティ・タルキアイネンの神秘的な作品をニコラス・コロンが指揮!

 

フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナショナル・アーツ・センター管弦楽団の共同委嘱作品で2019年にBBCプロムスで初演されました。極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあり、この地域の音楽に関心のある人は新鮮さとなじみ深さを同時に味わえることでしょう。同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています。日本語で「銀河」と訳される「Milky Ways」は、古代ギリシア人が「(母)乳の川」と名付けたことに由来します。この作品は英国を代表するオーボエ/コールアングレ奏者のニコラス・ダニエルの母の死を悼んで作曲されたもので、ここではダニエルの独奏で収録されています。The Ring of Fire and Loveというタイトルには地殻変動が活発な環太平洋火山帯、(月蝕時にできる)金環、そして胎児が生まれ出るときの母親の産道をかけあわせているそうで、創造的なエネルギーの噴出をイメージしているとのこと。そのサウンドは、やはり極地の自然を思わせる繊細で神秘的なものです。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
オウティ・タルキアイネン(1985-):「白夜の太陽」変奏曲 他

1. Midnight Sun Variations 「白夜の太陽」変奏曲(2019)
2. Songs of the Ice 氷の歌(2019)

3-5. Milky Ways 銀河 - コールアングレと管弦楽のための協奏曲(2022)
3. I. The Infant Gaze
4. II. Interplays
5. III. At the Fountainhead of God

6. The Ring of Fire and Love 炎と愛の環(2020)

【演奏】
ニコラス・ダニエル(コールアングレ)…3-5
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)

【録音】
ヘルシンキ・ミュージック・センター
2023年1月-4月

総収録時間:54分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年01月05日 00:00