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コジェナー、ラトル&チェコ・フィル『チェコの歌曲集』~マルティヌー、ドヴォルザーク、クラーサ、クライン

マグダレーナ・コジェナー

コジェナー、PENTATONEレーベル第5弾は、
ラトル率いるチェコ・フィルとの共演でチェコの歌曲を録音!!

世界最高の名歌手マグダレーナ・コジェナー、PENTATONEレーベル第5弾は、主君サー・サイモン・ラトル率いるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でチェコの歌曲集!

チェコの作品といえば自然の情景や農民の日常など、のどかで温和なイメージがありますが、当アルバムでは和歌の独語訳からチェコ語訳されたマルティヌーの「ニッポナリ」、ナチスの脅威から逃れたアメリカで書き上げたマルティヌーの「1 ページの歌曲集」、マルティヌーと同時代を生きるも強制収容所で亡くなったハンス・クラーサ(1899-1944)とギデオン・クライン(1919-1944)の作品を収録。母国チェコスロバキアを愛するコジェナーが今、この時代だからこそ世に訴えかけたい、メッセージ性の強いアルバムです。

マルティヌーの「ニッポナリ」は、額田王や小野小町など日本の古代の詩からインスピレーションを得て創作した歌曲集。クラーサの「声楽と管弦楽のための4 つの歌曲」(ドイツ語)は1920 年代初頭の典型的な前衛音楽で、ナンセンス詩人クリスティアン・モルゲンシュテルン(1871-1914)の詩を見事な歌曲に仕上げた作品。そして、クラインの子守歌は、ユダヤの民謡を基にしたフランスの音楽様式を取り入れた美しい歌曲です。

チェコの歌曲といえばドヴォルザーク。歌曲の多くはピアノ伴奏でよく知られ、コジェナーも幾度となく歌ってきましたが、今回の管弦楽伴奏ではあらゆる色彩を見事に表現しており、現在のコジェナーの充実ぶりを示したものとなっております。母国への愛の詰まった充実のアルバム、ご期待ください!

コジェナーがPENTATONEレーベルからリリースしているタイトルはどれも高い評価を得ており、バロック・レパートリーを歌った「ため息の庭」(KKC-6107/ PTC-5186725)、ラトルがピアノ伴奏で共演した「ソワレ」(PTC-5186671)、ブロンフマンと共演した「郷愁」(PTC-5186777)、そしてラトル指揮チェコ・フィルとの「民謡集」~バルトーク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェ(PTC-5187075)をリリースしております。
(キングインターナショナル)

【曲目】
●ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959): ニッポナリ「日本の和歌による7つの歌」H.68
第1 曲「青い時間」
第2 曲「老いた時」
第3 曲「回想」
第4 曲「夢を見ながら生きていく」
第5 曲「雪の上の足跡」
第6 曲「振り返ってみると」
第7 曲「聖なる湖」

●マルティヌー:1ページの歌曲集 H.294*
第1 曲「露」
第2 曲「言葉で鍵を開け」
第3 曲「最愛の馬に乗って」
第4 曲「歩く道」
第5 曲「母と家に」
第6 曲「乙女の夢」
第7 曲「ローズマリー」

●アントニーン・ドヴォルザーク(1841-1904):夕べの歌 Op.3より
第7 曲「私が空を見たら」**
第5 曲「木の葉のざわめきも静まり」**
第2 曲「君の死んだ夢をみた」
第3 曲「私はおとぎ話の騎士だ」
第4 曲「神が愛に満ちた心になれば」**

●ドヴォルザーク:歌曲集 Op.2より**
第2 曲「ああ、それは金色に輝く素敵な夢だった」
第6 曲「私の心はしばしば苦しみに沈む」

●ハンス・クラーサ(1899-1944):声楽と管弦楽のための4つの歌曲 Op.1
第1 曲「ヤギとアシナシトカゲ」
第2 曲「いやだ!」
第3 曲「ため息」
第4 曲「絞首同盟員が処刑人の女中ゾフィーに贈った歌」

●ギデオン・クライン(1919-1944):子守歌**

編曲= *イジー・テムル、**イジー・ゲムロト

【演奏】
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

【録音】
2022年11月(ドヴォルザーク、クラーサ、クライン)、2023年2月(マルティヌー)/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)

エグゼクティヴ・プロデューサー:ロベルト・ハンチ(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
レコーディング・プロデューサー:マルケータ・トムコヴァー・ヤナーチコヴァー

DDD
ディジパック仕様
61'20

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年05月17日 00:00